「家族で暮らしているときには必需品だった家具も、夫婦ふたりだけになるとそれほど必要ではなくなることもあります」。そう話すのは、ライフオーガナイザーで整理収納のプロ・田川瑞枝さん。50代からの暮らしを快適に過ごすために、大型家具や収納スペース、和室などについて見直しをしたそう。その模様を語ります。50代になって暮らしの環境が変わった、と感じた人は、ぜひ参考に。
すべての画像を見る(全7枚)ソファ前のテーブルを手放す
ソファとテーブルは、組み合わせて使うのが当たり前の家具。そう思って使い続けていました。応接間のセット家具のように、ソファの前には必ずテーブルを置いていたのです。
子どもが同居していて、家族4人で暮らしていたときは、テーブルでトランプをしたり、来客時はお茶やお菓子を置いておもてなしをしたり。重宝していました。
ただ最近は、訪問客にはダイニングテーブルに座っていただくことが多くなりました。テーブル自体の高さが低く、ソファと距離があるので、お茶を飲むときに前のめりになるなど、使いにくさを感じたからです。
そこで、ソファとテーブルはセット、という思い込みをやめて、テーブルを外すことにしました。なくしてみるとなんの問題なく、ソファ前が広くなって快適になりました。
ソファの近くに飲み物を置きたいときは、オットマンをテーブル代わりに。飲み物をのせたトレイを、その上に置いています。