リノベーションしたマンションで営まれる暮らしの主役は、モルタルと木を組み合わせたキッチン。調理スペースの広さと作業効率のいいカウンターを兼ね備えたキッチンは、料理好きの夫婦の料理愛を満たしてくれます。向きを変えてダイニングとの距離を近くしたり、調理器具をフックでつるせるようにしたりと、工夫を散りばめたキッチンです。

ふたりで料理できる広々キッチン
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目次:

キッチンのおかげで料理時間が充実余白を残したリビングダイニングガラスやタイルづかいで遊び心をプラス間取り(リノベーション前後)

キッチンのおかげで料理時間が充実

クールなモルタル仕上げのキッチン

木の温かみとモルタルの無機質さを組み合わせたオリジナルキッチンは、夫婦のこだわりをめいっぱい詰め込みました。一緒にキッチンに立つことが多いので、通路や作業スペースは広めに確保。

「一緒に調理をしていても、作業スペースが広いので、スムーズに調理ができます。レシピ本や食器類もすぐに手に取れますし、使い勝手がよくなりました」と大満足の仕上がりに。

モルタルと木を組み合わせたオリジナルキッチン

以前のキッチンは壁づけで孤立感があったので、ダイニングとの距離を縮めるために向きを変更しています。

IKEAのキャビネットを生かしたキッチン

IKEAのキャビネットを組み合わせたオリジナルのキッチン。収納量もたっぷりです。

タイルをヘリンボーン貼りにしたキッチン壁

白いタイルをヘリンボーン貼りにした壁には、オープン棚を設置。棚にはスパイスなどの調味料が並び、その下には調理器具をつるせるようにバーを取りつけました。

室内の雰囲気に合わせて配置したヴィンテージ家具

キッチンとダイニングでそれぞれ床材を張り分けています。ヴィンテージのシェルフやデスクは、室内の雰囲気に合わせて配置しました。

オープンシェルフが食器棚代わりに

シェルフのオープンな部分には、よく使う皿やティーカップをディスプレイしながら収納しています。

【この住まいのデータ】

▼家族構成
夫40代 妻20代

▼リノベを選んだ理由
結婚を機にリノベーションを検討。料理好きのふたりが一緒に立っても、スムーズに料理を楽しめるキッチンがほしかったから。

▼住宅の面積やコスト
専有面積/78.67㎡ 工事費/1008万円(税・設計料込み)

余白を残したリビングダイニング

壁に余白を残したゆとりあるLDK

二面採光のリビングダイニングには、窓から光がさんさんと差し込みます。ディスプレイを楽しめるように、壁にはあえて余白を多めに残しました。

ゲスト用ベッドも兼ねたウェグナーのGE258ソファ

リビングに置いたソファはウェグナーのGE258。泊まりに来たゲストのベッドとしても活用しています。

窓際に置いたアーム付きチェア

明るい窓際にはアームつきチェアと、華奢な脚が印象的なサイドテーブルを。夫妻のリラックススペースとなっています。

LDKの一角に配置したWIC

LDKの一角にはウォークインクローゼットを設けました。

キッチン横に配置したウォークインクローゼット

片側は衣類、もう片側には書類、とスペースをしっかり分けて収納しています。

ガラスやタイルづかいで遊び心をプラス

床をガラス入りのタイルで仕上げた玄関土間

玄関の土間部分にはグリーンのガラスが入ったタイルを採用。かわいらしい印象に仕上がっています。

フィンランドをイメージしたグリーンタイル

洗面台まわりにチョイスしたのはモザイクタイル。フィンランドをイメージしたグリーンでさわやかに。

バスルームはガラス入り扉で開放感アップ

サニタリースペースが広く見えるように、バスルームの扉はガラス入りのものにしました。

タイルと珪藻土で壁を仕上げたトイレ

トイレの腰壁は印象的な深緑色のタイル貼り。その上の壁は夫妻がDIYで珪藻土を塗ったそうです。

二面採光の明るいダイニング

カレーづくりが趣味という夫妻。広々とした使いやすいキッチンのおかげで、カレーづくりはさらに楽しいひとときに。余白を残したLDKにはこれまでにコレクションしてきた家具や絵画などをディスプレイして、新しい暮らしを楽しんでいます。

間取り(リノベーション前後)

リノベーション前の間取り

リノベーション前

リノベーション後の間取り

リノベーション後

設計・施工/空間社
リノベ向き物件探し、同行内覧、資金計画、設計・施工まで一貫してサポート。デザイン・実用性・コストの3要素のバランスに配慮した最良のプランを提案。上質感のあるデザインに定評がある。渋谷区、目黒区、世田谷区を中心とした城南エリアが得意。

撮影/小川 聡 ※情報は「リライフプラスvol.39」取材時のものです