お茶を飲んだり子どもと遊んだり、ひなたぼっこをしたり…。ウッドデッキやテラスのある住まい、憧れますよね。でも、いざ家を建てるとなると、決めなければならないことがいっぱい。ウッドデッキやテラスは後回しになってしまうというケースも多いようです。家を建てて6年後にテラスをつくったという日刊すまいライターが、費用や工事の内容、テラスのある暮らしの楽しさについて語ります。
すべての画像を見る(全8枚)目次:
住み始めて6年後にテラス工事を決意床はウッドにするかタイルにするか、どちらがいい?工事後に雨漏りトラブル!屋根を貼り替えて解決工事費は7畳弱で約140万円。屋根付きにして正解テラスは大切な憩いの場に住み始めて6年後にテラス工事を決意
「ウッドデッキやテラスは住んでしばらくしてからつくられる方も多いですよ」とハウスメーカーの担当者から聞いていたこともあり、庭にはとくに何も手を加えずに新居で暮らし始めました。当時、子どもがいなかったこともあり、洗濯物は空いている部屋に室内干していましたが、とくに不便を感じることはありませんでした。
その後、子どもが生まれてモノが増えていき、室内干しだけのためにスペースを使うことが難しくなってきました。同時に空いてる庭のスペースをもっと有効活用できないか、という思いが強くなっていきました。
住み始めて6年後、ちょうど2人目の子どもを妊娠中に、いま思い切ってテラスを作っておいた方が後でラクかも…と思い立ち、テラス工事に踏み切ることに。
床はウッドにするかタイルにするか、どちらがいい?
プランを考える際に一番悩んだのが、ウッドにするか、タイルにするか、という点。
当初は木のぬくもりを感じられるナチュラルな雰囲気のウッドに決まりかかっていました。でも、天然木はシロアリのリスクもあり、定期的な塗装などのメンテナンスも必要ということがわかり、タイルにすることに。
工事は家を建ててもらったハウスメーカーに依頼しました。テラスについて出した要望は4つ。「玄関と同じ色のタイルにすること」「濯物物を干せること」「憩いの場になるような雰囲気にすること」「できる限り和室とフラットにつなげること」です。
新築当時、玄関に採用したタイルは、汚れが目立ちにくくもモダンな雰囲気の色合いがお気に入り。テラスにも同じものを採用して統一感を出したかったのですが、残念ながら廃番になっていたので、それに近いグレーのタイルにしました。
手すりや格子は家と同じ北欧風のデザインに。仕上がりには満足していますが、タイルの件などもあり、やはり新築時にテラスも一緒につくっておけばよかったかな、とちょっと後悔しました。
工事後に雨漏りトラブル!屋根を貼り替えて解決
洗濯物を干すなら急な雨にも対応できるように、とパーゴラ仕様の屋根も付けました。屋根材にはポリカーボネイトを採用。衝撃に強く、耐久性も高いことが採用の決め手となりました。これで雨の日も安心、と思っていたら思いがけないトラブルが発生。
雨が流れやすいよう、屋根にやや傾斜がついているのですが、工事直後にたびたび雨漏りが…。何度か修繕してもらいましたが直らず、ポリカーボネイトを張り替えることに。その後は雨漏りすることもなく、快適に過ごしています。
工事費は7畳弱で約140万円。屋根付きにして正解
テラスの広さは7畳弱。1階の和室から出入りできるつくりにしました。屋根があることで安心して洗濯物が干せるし、雨の日でもテラスに出て子供たちと遊べます。
かかった費用は約140万円。屋根付きでなければ工事費は100万円以内で済みそうだったのですが、やはり洗濯物のことなどを考えると屋根付きにして良かったかなと感じています。
テラスは大切な憩いの場に
食事をしたり、ゆっくりコーヒーを飲んだり、夏には子どもたちと水遊びをしたり…。今となってはテラスがもうひとつのリビングのような、大切な憩いの場になっています。2人目の子どもを妊娠中にプランニングや工事をしたので大変ではありましたが、頑張って良かった、とつくづく思います。