料理に洗い物、油汚れの掃除…。毎日立つキッチンだから、やらなければいけないことはひとつでも減らしたい! 無駄な手間やストレスをなくし、楽しく家事するために整理収納のプロが実践していることとは? 今回は大阪の整理収納アドバイザー、ichigoさんのラク家事テクを3つご紹介します。
すべての画像を見る(全7枚)キッチンの小さなストレスを解消する3つのコツ。菜箸は種類と長さをそろえれば迷わない!
菜箸は、炒め物やとり分けなどに欠かせないキッチンツール。素材は一般的な竹製からシリコン、ステンレスなどさまざまなタイプが販売されています。
「わが家では全く同じシリコン製の菜箸を2組用意しています。理由は単純、組み合わせを考えずにサッと1組とり出せるから。ちなみに使っているのは『マーナ シリコーン菜箸 イエロー』です」
「木製1組、シリコン製2組の菜箸を持っていたときは、引き出しから出すときに一瞬手が止まっていました。種類がバラバラでも使えなくはないですが、やっぱり落ち着かない。菜箸選びで調理が中断されることにストレスを感じていたんです」
「菜箸の種類をそろえてからは、引き出しの中をしっかり見なくてもとり出せるようになってスッキリ。1秒にも満たない一瞬ですが、ほぼ毎日使うからこそこのストレスを解消できたのは大きいです」
●五徳は使うときだけ置く。これだけで掃除の手間が激減!
ichigoさんのお宅はガスコンロ。普段は五徳を外してあり、使うときに使う口にだけ設置しているそうです。
「夕食後にコンロまわりをふき掃除するのですが、五徳なしのほうが断然ふきやすい! 使っていない五徳が油ハネで無駄に汚れることもありません。以前はひとつずつ五徳をふき、当たり前のように元の位置に戻していました。でも今のスタイルにしてから汚れも作業時間も半減しています」
●排水口水きりネットは、コスパよりとり出しやすさを優先
シンクの排水口にストッキングタイプの水きりネットをかぶせている人は多いはず。ichigoさんもそのひとりです。愛用しているのは、LOHACOの『水切りネット ストッキングタイプ』。
「以前は100円ショップのネットでしたが、ネット同士が絡まったり、すぐ引っかかって糸を引くのがイヤだったんです。毎日とり替えるたびにイライラしてしまうので、いろいろ検討した結果LOHACOに切り替えました」
こちらは、箱に入れたままでも別のボックスに詰め替えてもスーッと1枚ずつとり出せるそう。
「私は濡れた手で触ることが多いので、箱から出し、無印良品の卓上ティッシュボックスに詰め替えて使っています。LOHACOにしたことで1枚あたりのコストは1円ほど上がってしまうのですが、私はとり出しやすさ、快適さを優先しました」
当たり前のように使っているもの、当たり前のように手を動かしていることも、少し視点を変えるだけでまだまだ家事がラクになるかもしれません。ラク家事を追求するichigoさんの暮らし、私たちもすぐマネできそうですね。