まだまだ寒い日が続きます。
「冷えるな~というときは、九州の郷土料理『だんご汁』はいかが? 豚汁やすいとんの仲間で、温まりますよ」と教えてくれたのは、料理やワインについての著作があるイラストレーター・Tamyさんです。詳しいレシピをイラスト入りで教えてくれました。
「寒か~」「冷ゆる~」な日にぴったりな「だんご汁」。「やせうま」というスイーツもつくれます
寒くて乾燥しているこの季節、具だくさんスープの出番が多くなります。 今回ご紹介するのは私の出身地、九州の郷土料理「だんご汁」。大分県や熊本県が本場で、福岡県では「だご汁」とも。豚汁やすいとんの仲間だと言えば、なんとなくご理解いただけると思います。 大分県などでは観光地などでよく見る定番メニューで、野菜はサトイモやシイタケなどが入っていることが多いです。 でも家庭では小麦粉を練っただんごが入っている以外、とくにルールはありません。家にある材料でつくれますし、体が温まり、これだけでお腹いっぱいになるのでおすすめですよ。【材料(4人分)】
・ダイコン 1/4本
・ニンジン 1/2本
・ゴボウ 1本
・サツマイモ 1本
・タマネギ 1/2個
・キャベツ 2枚
・鶏肉 200g
・みそ お玉1杯程
・水 1リットル
・和風だし 小さじ2
・たんご生地[薄力粉100g、塩ふたつまみ、水50ml]
・小ネギ(小口切りにする) 適量
【つくり方】
(1) だんご生地を混ぜ合わせてこね、耳たぶぐらいの固さになったら丸めてラップで包み20分程寝かせる。
(2) ダイコン、ニンジンは短冊切り、ゴボウはささがきにして食べやすい大きさに切る。
(3) 鍋に水、和風だしを入れ沸騰させる。
(4) (2)の野菜を入れやわらかくなるまで煮る。
(5) 鶏肉を入れアクを取り、だんご生地を小さくちぎり平たく伸ばしながら入れていく。
(6) 火がとおったらみそを加える。
もちもちとした食感のだんごと、やわらかく煮て甘味の出たお野菜は子どもも大好きです。
小ネギを散らして柚コショウなどあれば、さらにベストです!
このだんご生地をゆでて、きな粉と砂糖をまぶした「やせうま」も大分の郷土料理です。小麦粉ときな粉があればつくれる簡単スイーツです。
「だんご汁」も「やせうま」もほっとする懐かしい味。ぜひつくってみてくださいね。
【Tamyさん】
イラストレーター、エッセイスト。ドイツワインの輸入商社勤務を経て、結婚、出産。2児の子育てと介護のかたわら、ワインエキスパートの資格を取得。トラベラーズノートに描いた絵日記をInstagramで公開したところ話題を集め、現在フォロワーが5万人。2016年2月より「gooいまトピ」で連載開始。著書「
」(三才ブックス)が発売中