布団に入ってもなかなか眠れない…。睡眠に関する悩みの中でも上位にあがるのが「寝つきの悪さ」です。
暑さが続くこの時期にこそ知りたい、気持ちよく眠りにつける方法を、快眠セラピスト・三橋美穂さんに教えてもらいました。

今日からすぐ実践できる!すやすや入眠テク5

イラストお月さま
自然と心地よく眠れる方法は?
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夜スムーズに眠れて、朝スッキリ目覚められる。そんな理想的な睡眠スタイルをかなえるコツを紹介。気になるものから気軽に試してみましょう。

●テク1:ストレスで眠れないときは頭に「ん~」を響かせる

イラスト女性耳に手

考え事が止まらず寝つけないときは、「ん~」の音を頭に響かせてみましょう。

「目を閉じて人さし指で両耳の穴をふさぎ、鼻から息を細く吐いてハミングをするように“ん~”。これを息継ぎしながら1分間続けます。指を離すと頭の中がシーンとして寝つきやすくなります」

●テク2:エアコンの設定温度は2段階に

エアコンは冷える、でも消すと暑くて目が覚めるという場合は温度設定を2段階にしてみて。
「就寝1時間前に寝室のエアコンを25℃でスタート。室内が冷え、体温が下がって寝つきがよくなります。そして寝る直前に26~28℃にすると、寝入ったあとに室温が適度に上がり、冷えすぎず朝まで快眠できます」

●テク3:パジャマの胸ポケットにアロマを1滴入れる

イラストパジャマ

「寝るときに手軽にできるアロマテラピーが、パジャマの胸ポケットにアロマオイルを1滴入れる方法です。寝返りを打つたび心地よい香りが漂い、寝つきがよくなります」

ラベンダー、サンダルウッド、ヒノキ、スイートオレンジ、ゼラニウムなどが効果的。

●テク4:暑さで眠れないときは扇風機を天井に向けてかける

イラスト女性ベッド

エアコンが苦手な人は扇風機をうまく使いましょう。

「寝ているときに体に風が当たらないように扇風機を天井に向け、いちばん弱い風速で首ふりに。こうすると寝室の空気全体が緩やかに動き、涼しくなります。体が冷えやすい人におすすめです」

●テク5:いびき予防に舌回し体操

いびきは睡眠の質を下げるので、予防のために行いたいのが舌回し体操。
「舌の筋肉は年齢とともに衰え、睡眠中に舌がのどの奥に落ち込んで気道をふさぎやすくなります。これが、いびきの原因に。以下の方法で舌の筋肉を鍛えるといびき防止につながります」

イラスト女性顔

口を閉じ、頬の内側を舌先で押しながらゆっくり回す。左回し、右回し各2回を、朝昼晩に各3セット行う。

ほんのちょっとしたことで、眠りがスムーズに! さっそく今晩から試してみてください。