家族が増えるごとに、家の中にものが増えていきます。「収納場所がたりない」「片づかない」といった悩みを抱える家庭も多いのでは。
ESSEは、5人家族ながらすっきり暮らす名人・sekoさんのお宅を取材。厳選したアイテム選びと、飾り方のヒントを教えていただきました。
すっきり暮らす秘訣は、夫婦で気に入ったものだけ置くこと
すべての画像を見る(全12枚)「雑貨も本も好きだけど、ものをもちすぎたくない」というsekoさん宅。小さい子どものいる5人家族とは思えないほど、家はすっきり片づいています。
ものを持つ基準は、「夫婦が気に入ったものを置く」ということ。
「新しくものを買うときは、わが家に合うかどうかを夫婦で話し合います。ローテーブルやソファ、チェストも、前の家から使い続けている愛着のあるものです」
殺風景にならないよう、お気に入りの器や花を飾ってインテリアを楽しむのも夫婦のこだわり。
「2人で納得して選んだものばかりなので、心地よく過ごせます」
ここでは、リビングダイニングを見せていただきました。
●ダイニングテーブルとソファは2WAY仕様のものを
ダイニングテーブルは幅を変えられる伸長式をセレクト。来客時は広くして使います。
「北欧デザインのソファベッドは背を開くとシーツが出てくる優れもの。2WAY仕様を選ぶのが、むやみに家具を増やさないコツです」
●夫婦お気に入りのチェストは、部屋の中央で一時置きに
チェストは、飾り棚として部屋の中心に設置しています。
「引き出しの中はからですが、リモコンや子どものオモチャなど、散らかりがちなものを入れる一時置き場として活用しています」
●洗剤などのボトルはヴィンテージテイストに厳選
洗剤類は見た目も重視。
「ボトルの落ち着いたデザインがわが家のインテリアに合うので、あえて出したままにしています」
●インテリアにもなるイスは手放さずに持つ
夫婦2人暮らしのときに使っていた古いイスは、捨てずに来客用として活用。
「置くだけで絵になるデザインなので、普段は並べてインテリアのアクセントにしています」
子どもへの書類はクリップボードにはさんで壁へ。
「長女の小学校用、二女と三女の保育園用と分けて、リズムよく並べています」
●オープン棚は置くもの、置き方も話し合って決定
畳スペースとリビングの仕きりを兼ねたオープン棚は、あえての余白をもたせています。
「いつも目に入る場所なので、大好きな本や雑誌、カメラを中心に考えて配置し、余白を大切にしています」
●夫婦の趣味のカメラは飾ってさまになるものを
インスタグラムを使って日常的に写真を楽しんでいるsekoさん夫婦。
「愛用のカメラは棚の目立つ場所に飾っています。撮りたいときにさっと撮れるのも利点です」
●小説は同じサイズの文庫のみ置けるシステムに
棚には、本好きの2人のお気に入りの文庫本をディスプレー。ブックカバーを外し、見た目がごちゃつかないようにしています。
「目当ての本を探しやすいよう、出版社や作家ごとに並べています」
●ゴミ箱はオブジェのようなデザインのものをチョイス
ゴミ箱は、中のゴミが見えないデザインが気に入って購入。
「棚に入れれば、オブジェのように見えておしゃれ。見た目もシンプルでジャマになりません」