自粛期間をきっかけに、手づくりおやつをつくる人が増えているそう。お菓子づくりにハードルの高さを感じている人も、火を使わないゼリーなら簡単です。
暑い時期にもぴったりなゼリーのアレンジを、ラク家事を提唱するブロガーの三條凛花さんに教えてもらいました。
混ぜるのも加熱も保存もこれひとつで完成。作業時間1分!保存容器でスコップゼリー
手づくりおやつはハードルが高いな、と思う人も多いかもしれません。そんな方におすすめしたいのが「スコップゼリー」です。鍋も型も使わず、保存容器ひとつでかんたんにゼリーがつくれます。しかも、作業時間はなんと1分!(※放置時間を除く)
●3ステップでできるスコップゼリーのつくり方
まずは基本のつくり方をご紹介します。3つのステップに分かれています。
(1) ゼラチンを水にふやかす。
小さなうつわに水(大さじ2)を入れます。そこにゼラチン(5g)を振り入れて、10分ほどふやかしておきます。
(2) ゼリー液をつくる。
もし、ゼリーが固まらなかったら原因があります。たとえば温度。熱すぎても冷たすぎてもNG。ゼラチンが固まりやすいのは50~60℃です。
といってもわざわざ温度を測るのもおっくうですよね。そんなとき、もっともかんたんなのは、熱々の液体と冷たい液体を半量ずつ混ぜることです。ゼリー液は合計で200~400mlでお好みの量を用意してください。少ないほどかため、多いほどふるふるになりますよ。
そして、ゼリー液の半量(100~200ml)を保存容器に入れます。そしてレンジ600Wで2分加熱。熱々にします。砂糖を加える場合はここで入れましょう。そして、そこに残りの冷たいゼリー液を注ぐだけです。
(3) ゼラチンとゼリー液を混ぜて、冷蔵庫へ。
ふやかしたゼラチンとゼリー液をよく混ぜて溶かすだけです。そのあと、冷蔵庫で冷やし固めて完成。できあがったゼリーを食べるときは、保存容器からスプーンでざくざくすくって器にうつします。
なお、ゼラチンを使っているので、常温で溶けます。特に多めの分量でつくったやわらかいゼリーほど早く溶けやすくなります。なので、食べる直前まで冷やしておくのがおすすめ。
これらは基本的なゼリーのつくり方です。次のご紹介するのは、アレンジレシピです。
【アレンジ1】すぐできる水ゼリー。わらびもち風にアレンジも
もっともかんたんなのは水ゼリーです。
保存容器に水半量を入れて、レンジで加熱します。そして冷たい水と混ぜます。あるいは、沸騰したお湯と水を半々に割るのも手軽です。
このままだと味がありませんが、市販の黒蜜ときな粉をかければわらびもち風ゼリーにアレンジできますよ!
【アレンジ2】ティーバッグを使ってほうじ茶ゼリー
次にご紹介するのはほうじ茶ゼリー。
保存容器に水半量とほうじ茶のティーバッグを入れて、レンジで加熱します。ティーバッグはホチキス留めされていないものを選んでください。
加熱したあとは、少し濃いめに煮出されるように少し時間をおきます。甘味をつけて、冷たい水を混ぜます。かんたんに和風ゼリーのでき上がり。
練乳をかけてもおいしいですし、甘味をつけた牛乳に崩し入れて、ゼリードリンクにしても合います。水の代わりに牛乳を加えると、ほうじ茶ラテゼリーになります。
【アレンジ3】パフェにアレンジでもきる牛乳ゼリー
最後にご紹介するのは牛乳ゼリーです。
保存容器に牛乳の半量(100~200ml)を入れてレンジ加熱します。100mlなら1分半ほど、200mlなら2分ほどで膜が張ってきます。膜が張っても問題なくつくれます。
加熱したゼリー液に甘味をつけて、残りの冷たい牛乳を混ぜます。
黒蜜きな粉をかけるのも合いますし、ジャムを乗せてもおいしくできます。この写真では、コーンフレークやジャムと合わせてミニパフェにしてみました。いつも家にあるものでかんたんにおいしく食べられるので、いろいろアレンジしてみてくださいね。
●アレンジ自在なのがゼリーのいいところ。すきま時間のおやつにも最適
保存容器を使えば、鍋も型も使わず、作業時間1分でゼリーをつくることができます。
洗いものをはじめる前にゼラチンをふやかし、洗いものが終わったらゼリー液をつくるなど、すきま時間に簡単に差し込めるのでぜひ試してみてくださいね。