家事はちょっとした作業の積み重ね。ムダを省いて効率化すれば、時短になり、イライラも減ります。
ここでは洗濯物を洗って干す際の「洗濯ネットの3つのストレス」を解消した、片づけのプロの方法を教えてもらいました。
洗濯ネットのイライラが解消。中が見えないものこそ、判別がつく仕組みづくりが大切です
「洗濯ネットは、ファスナー部分が白のものを以前は使用していました。見た目がすっきりしているので白を選んだのですが、使ってみると小さなストレスがありました」
そう語るのは片づけのプロフェッショナルであるライフオーガナイザーの森麻紀さん。
●森さんが感じていた3つのストレス
→洗濯物を干す際に、洗濯ネットから洗濯物を出していると、いつの間にか裏返しになり、いざ使おうと思うと、表に返す作業が発生する羽目に。とても面倒。
(2)大小サイズの区別がわかりにくい!
→ネットに洗濯物を入れるときも、洗濯機から取り出すときも、どっちがどっちかわかりにくい。
(3)網目の細かい洗濯ネットを使っているため、中の洗濯物が娘の服なのか小物なのかわかりにくい
→生地を傷めないために細かい目のネットを使っていて、大きいネットは大人服を入れていますが、小さいネットは子どもの服と、下着などの小物類とに分けています。
小さいネット1枚に洗濯したい子どもの服すべてが入らないので、必然的に複数枚使うわけですが、どのネットに子ども服が入っていて、どれに小物類が入っているのかがぱっと見、わからない。
わが家は洗濯物を人ごとに塊で干しているのですが、そうすると、娘のものをまとめて干したいのに、ネットを開けて見ないと判別がつかないという面倒な事態が起こるのです。
●洗濯ネットを変えただけで、ストレスが解消
「この3つのストレスを一気に解決したのが、色つきの『両面使えるダブルファスナーの洗濯ネット』(森さんが使っているものは廃盤)です」と森さん。
ダブルファスナータイプであれば、表裏がひっくり返っても気になりません。
大きいサイズは、今までと同じように無地の洗濯ネットを使い、
小さい方を“色つき”にすることで、一目瞭然で大小のサイズの区別をつけることができます。
「小さいサイズの洗濯ネットを2色導入したことで、干したい種類の洗濯物もすぐに取りだせるようになり、とても使い勝手がよくなりました。小さいころからお洗濯を手伝ってくれていた娘も、ピンク色の洗濯ネットのおかげで、さらに楽しくお手伝いをしてくれるようになりました」
だれにでもわかりやすい仕組みづくりは、家事をスムーズにするために大切。小さな工夫で家事のストレスを減らすことができます。
森さんの事例、ぜひ参考にしてみてください。