主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。

家のものを適量にしつつ暮らすためには、買う前の「ちょっと待って」が大事

今は100円ショップ、コストコ、ニトリ、カルディ、アウトレットなど、手ごろな値段のお店がたくさん。
検索すれば「これが便利」「お安い」「おいしい」とたくさんの情報を得ることができます。

情報はもっていれば無駄にならず、読むのはとっても楽しいけれど、実際購入するときには、わが家の場合「ちょっと待って!」とブレーキをかけ、検討するようにしています。

●(1)食べ物、飲み物

食べ物、飲み物
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こちらは今年コストコで買ったもの。

消費するためには、期限内にいただく必要がありますし、キープしておく場所も必要です。

わが家は少食な人が多く、甘いものをたくさんは食べません。さらに、キッチンにパントリーがないので、買いすぎは禁物です。

近くに親戚もおらず、量が多くても分け合うことができないので、冷蔵・冷凍庫に保存するか、家族や自分の体の中に取り込むことに。もちろん、取りすぎれば脂肪になります。

購入するときには、

・ある一定期間で消費ができるのか  ・保存が効くのか ・使用できるレパートリーの能力があるのか  ・使いきる、食べきることができるのか

を、考えるようにしています。

●(2)収納グッズ・便利グッズ

収納グッズ・便利グッズ

収納グッズ、便利グッズは、年々いいものが出ますし、見栄えもよくなってきていますよね。

オシャレであれば、棚や扉をあけた際、気持ちよくはなります。娘たちや私の来客も減ってきている今、家族しか見ない場所であればあるほど、すてきさにはこだわらなくてもいいのかなと、気持ちが変化してきています。

収納グッズ

収納グッズも、家に持ち込むもののひとつに数えることができますし、年月がたてば、いつか処分するもの(不用品)に変化していきます。

だからこそ私は、新しいものを購入するより、繰り返し使えるものはできるだけ利用し、今あるものですますのもアリなのかなと思っています。

この冬、洋服大好きな娘たちの引き出しがいっぱいになり(二人とも身長が170cm近くありますから、一枚一枚が大きい)、ストールや帽子を収納する場所がなくなってしまいました。

ストールや帽子

そこで、高校生や大学生時代に使っていたものを処分してもらい、ワイン箱をストールの収納箱にしました。

じつはこれ、小さい頃はオモチャ箱として利用していたものです。

学生の頃は学校で必要な雑貨を入れ、今は、ストール入れに変化。

帽子・手袋の収納

また、帽子・手袋の収納には、娘が好きな『VICTORIA'S SECRET/PINK(ヴィクトリアズ・シークレット/ピンク)』の紙袋を再利用。

紙袋を再利用

持ち手部分が内側に入るように折ることで、紙が二重になり、引きだすときに壊れにくくなります。高さも自由に変えることができますしね。

お気に入りの紙袋

お気に入りの紙袋って、取っておく割にはあまり使わず溜まっていくので、私は、収納やキャリーバッグの仕きりに使ったりもします。

情報に流されず、買う前の「ちょっと待って」が、わが家をスッキリさせるひとつの方法です。

【若松美穂(わかまつみほ)】

お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「

“いま”と“みらい”のへや

」にて最新情報を更新中