長年愛用できる、キッチンのおすすめアイテムをご紹介します。教えてくれたのはエッセイストの石黒智子さん(70代)。闘病・入院生活をきっかけに、実用性を重視して持ちものを見直したという石黒さんに、愛用品とそれぞれのこだわりを伺いました。
※この記事は『もう一度、見直す 暮らしと日々の道具』(PHP研究所刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集して作成しています
すべての画像を見る(全4枚)包丁たくさん、スライサー少々、ピーラーはひとつ
包丁はたくさんあります。夫は21cm、18cm、14cmの牛刀を使い分け。私は14cmを使うので、14cmだけが薄くなってしまいました。
これ以上薄くなったらペティナイフとしても使いにくいから、80歳を過ぎても使える刃渡り12cmの三徳包丁をたしておきたいなぁ、と探したら、切っ先とアゴが丸い子ども包丁がありました。「Misono(ミソノ)モリブデン鋼子供包丁 No.685 12センチ」、これなら90歳を過ぎても危なげなく使えそうです。
息子が幼い頃にこの包丁に出合っていたら、誕生日プレゼントにしたでしょうね。40年前には子ども用によく切れる包丁があるなど、思いもよらなかった。今は子どもでも使える研き器があるから、自分で研ぎながら使っていくことを幼いころから学べます。
直刃(すぐは)のペティナイフは28年前、スイスのコープの野菜売り場につるしてあったのをたくさん買って帰りました。直刃は研ぎながら使って十数年で交換。
研げない波刃は10年ぐらいで交換後、段ボールや牛乳パックの解体用に使っていますが、気持ちよく切れます。ストックがなくなりましたが、もう、12cmの包丁とスライサーでことがたります。
スライサーは、ずっと京セラの「セラミックスライサー CSN-182WHP」。
3段階の厚み(0.5mm、1.3mm、0.2mm)に調節でき、金属イオンが発生しないセラミック刃。ボウルに固定できる溝があります。1台目が切れなくなって買い替えるときに、ほかもたくさん調べたけれど、またこれを選びました。そろそろ買い替えです。
デザインはそのままでカラーが増えました。年を取ると金属刃のスライサーは怖い。ニンジンのアチャールにはベルナーの「しりしりスライサー」。鬼おろしもずっとベルナー。どちらもプラスチック製です。
ピーラーはハンドルがアルミ製の随分古いものです。芽とりが壊れないので刃だけを交換して使い続け、ときどきクレンザーで磨きます。

