主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。
ルーティーン以外の家事に、いかに取り組むか
ゴミ捨て、掃除機をかける、お風呂掃除やトイレ掃除などの日々の家事。
いつもすることはルーティーンとしてこなすけれど、それ以外のことまでは、なかなか手が回らないものです。
目に見えて汚れが気になるところ以外は、掃除や片づけがおろそかになりがちという悩みをよく聞きます。
わかります~。正直、私もそうです。
だからこそ、天気が悪くて外出に向かない休日や、家族の調子が悪かったりして家にいる日は、普段気にしていない場所に目を向けるようにしています。
片づけや掃除は、ちょっとした運動にもなりますし、終われば気持ちもスッキリしますから。
たとえば、キッチン収納扉の内側。
収納扉は、濡れたままの手でとか、なにかを触っている途中に触れることが多いので、気がつくと、あちこちに汚れがついています。
洗剤つき掃除用シートなどを使うと、使い捨てが可能で、後処理が簡単。便利かもしれません。
私の場合は、いらない布(古いTシャツやいらなくなったタオルなど)に洗剤をつけ、利用しています。
扉の掃除をしていて、ふと目線をずらすと、高い場所ゆえ、いつもは目にしない換気扇の上部分に、ホコリがたまっているのを目にしました。
「こちらもお願いします」と言われているような…(汗)。
扉の内側とは違い、油分も混ざっているので、やや強力なスプレーで、汚れを浮かせてからふき取ることにしました。
ついでに周辺もふいて、キレイになると本当に心地いい。
私の場合ですが、いつもと違う場所の掃除をするときには、掃除機がけを一日だけサボるとか、お風呂掃除は家族のだれかにお願いするとか、メインのおかずは買ってきたものですますとか、なにかひとつ自分をラクにしてあげています。
それがハードルを下げるコツかもしれません。