近年、ラジオ体操の効果が再注目されています。

NHKの『みんなで筋肉体操』などで知られる、近畿大学生物理工学部准教授・谷本道哉さんが考案した、ラジオ体操の効果をさらにアップした「超ラジオ体操」を教えてもらいました。

超ラジオ体操
ラジオ体操の動きにプラスアルファ!効果がさらに出ます
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谷本道哉さん考案!「超ラジオ体操」で体の不調を整える

ラジオ体操には、動きの悪くなりがちな背骨まわり、手足のつけ根の肩甲骨・股関節を中心に、全身を大きく動かして、「動きの悪くなった部分の調子を改善させる効果」が。
いつでもどこでもできるので、「なんだか体が不調…」「疲れが抜けない」などで悩んでいる人にもぴったりの運動です。

谷本さんが考案した「超ラジオ体操」は、いつものラジオ体操と比べて「動きをゆっくりめに」「一つ一つの動きを丁寧に」「複雑な動きは単純に」といった工夫を凝らし、体をすみずみまで動かせるようにしたのがポイント。

いつものラジオ体操の効果がさらにアップします!

●伸びの運動

腕を大きく動かしながら、伸びを運動で、背中を気持ちよく反らせます。

スタートの姿勢

スタートの姿勢はこちら。

両手の指を腕の前で組み合わせる

(1) 両手の指を腕の前で組み合わせる

両腕を高く上に

(2) つないだ手を「上に引っぱられる」イメージで両腕を高く上に。4拍でゆっくり丁寧に。顔を上げて、胸だけでなく首も反らせる。

<POINT>
胸だけでなく首も反らせる

胸だけでなく首も反らせる。

頭上で組んだ手を離し

(3) 頭上で組んだ手を離し

横から両腕をゆっくり下ろす

4拍かけて横から両腕をゆっくり下ろす。

肩関節の周辺をほぐせます

(1)~(3)を2回繰り返す。

手をつないで伸びをする動作を加えたのがポイントです。こうすることで肩甲骨から腕を高く上げられ、肩関節の周辺をほぐせます。

●胸を反らす運動

手のひらを上に向けて腕を水平に引くことで肩甲骨を大きく引き、胸をしっかり反らせます。

体の前で両腕を大きく振る

(1) 体の前で両腕を大きく振る。

水平に両腕を引く

胸の前で交差させてから、水平に両腕を引く。

戻す

戻す。

胸を張りながら両腕を水平に大きく横に広げる

(2) 今度は手のひらを上に向けて、胸を張りながら両腕を水平に大きく横に広げる。顔を上に向けて首も反らせる。(1)~(2)を4回繰り返す。

胸を反らせるときに手のひらを上に向け、腕を外にひねる動きを追加したのがポイントです。肩まわりをほぐせると同時に胸をしっかり反らせることができます。

●体を横に曲げる運動

「首→体幹→股関節」の順に、3段階で丁寧に、大きく前進を横に曲げていきます。

首を左に曲げる

(1) 首を左に曲げる。

脇腹に左手を当て、右腕を振りながら体幹を左に曲げる

(2) 脇腹に左手を当て、右腕を振りながら体幹を左に曲げる。

脚のつけ根を股関節から体全体を大きく左に倒す

(3) 脚のつけ根を股関節から体全体を大きく左に倒す。

元に戻る

(4) 元に戻る。

(5) 反対側も(1)~(4)と同様に行う。全体を2回繰り返す。

この運動では普段動かすことの少ない脇腹の筋肉を伸ばし、柔軟性をアップします。3段階で一つずつ丁寧に大きく前進を横に曲げていくのがポイントです。

少し体を動かしただけで、体がほぐれる感じがしませんか?

谷本さんの著書『超ラジオ体操』(扶桑社刊)には、超ラジオ体操の動きがすべて載っています。無理せずできるストレッチや筋トレも掲載されているので、ぜひ試してみてください。