ファストファッションに走らない

チャコさんのコーデアップ
すべての画像を見る(全4枚)

5000円のシャツを10枚買うなら、5万円のシャツを1枚買って、大切に着続けたい。パリに長く暮らすなかで学んだこと。私のおしゃれの心得のひとつです。

こう考えるようになったのは、以前、取材でマリー=フランス・コーエンさんにお会いしたのがきっかけ。子ども服の「ボンポワン」や、コンセプトストア「メルシー」を立ち上げた方なのですが、彼女が「本当によいものを持ちなさい、私は祖母からそう教えられました」と話した言葉が、強く心に響いたんです。

●フランス人は納得のいくものだけを手に入れる

私はごく普通の家庭で育ちましたが、思い出してみると、母もよく同じようなことを言っていました。仕事柄、さまざまな世代のパリジャン、パリジェンヌにお話を聞く機会があります。その経験をとおして実感するのが、フランス人は老若男女問わず、本当にお財布のひもが固いということ。よいものに出合っても決して衝動買いはしないし、吟味を重ねて、納得のいくものだけを手に入れるんです。こういうフランス人のライフスタイルに触れるたび、自分もそうありたいと思います。

でもね、気分を変えたいとき、なにか新しいものをとり入れたくなる気持ちは、すごくよくわかります。何年か前までの私ならそういうとき、ファストファッション店で目についたものを、ぱっと買っていましたから。

だけど、そういう服って、愛着がもてないから、結局は手にとらなくなるんです。そんな失敗をくり返して、ようやく今の心境に至ったという感じですね。

<着用アイテム>
シャツ:ザ・ロウ
パンツ:マディソンブルー
スカーフ:エルメス
バッグ:ルレ・アッシュ

発売中の『パリが教えてくれた私らしいおしゃれ』(宝島社刊)では、ものを長く大事に使う「セルフヴィンテージ」という考え方や、バッグ・ジュエリーのとり入れ方などを紹介。パリでの暮らしで洗練されていった、“チャコさん”流のファッションやポリシーが掲載されています。

書影

パリが教えてくれた私らしいおしゃれ

Amazonで見る