子どものお菓子やジュース代は、なかなか削れない…。そう思っていませんか? とくに暑い日はジュースをおねだりされちゃうなんてこともあります。
小学生の息子さんと二人暮らしをする節約アドバイザーの丸山晴美さんの家計では、じつはおやつ代がゼロなんだそうです! いったいどのように子どもを納得させているのでしょうか? そこには丸山さん流の子育てにも秘けつがありました。

子どもには「ダメ!」じゃなく選択肢を与える。FP流の節約と子育て

FP流の節約と子育て
子どもがジュースを飲みたいって言ったら…?(写真はイメージです)
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暑い日が続きます。小学生の子どもは夏休み真っ最中。子ども自身、週4回の習い事があることと、お友達にも予定があり、なかなか遊ぶ約束がしにくいようです。子どもがゴロゴロとしているその横で、私が仕事をする生活。

当然ですが、取材で私が家をあけるときは、一人でお留守番をさせています。留守番をしているときにお腹がすいたら、自分で冷蔵庫から小分けをしたご飯をチンして食べるくらいには成長しています。

そして基本的にわが家には、お菓子やジュース類はストックしていません。その理由は、ズバリ節約とダイエットです。

●「ジュースが飲みたい」と言いだしたら、お金の使い方を考えさせる

お菓子は、1袋100円ではなかなか買えない時代になりました。しかも中身はどんどん減量され、あっという間に食べ終わって満足感もそれほどないのに、カロリーだけはしっかりとある。「そんなお菓子代に月3000円もかけるくらいなら、その分お米を買った方がマシ!」「おにぎりを食べた方が満腹感も得られる!」という結論に至り、わが家にはお菓子のストックはありません。

その代わりと言ってはなんですが、バナナやキウイといった子どもでもすぐに食べられる果物は常備しています。キウイは子どもが自分で包丁で半分に切って、スプーンですくって食べています。フルーツと炊いたご飯があれば、文句も出ません。

そしてうちの子どもはジュースが好きです。誕生日に1.5リットルの炭酸飲料水を買ってあげたら、あっという間に飲み干してしまうくらいです。でも、ジュースを常備するように買っていたら、きりがありません。

子どもがジュースを欲したときは、「おこづかいで買うならご自由にどうぞ」と伝えています。「だけどね」と、続けるように「うちは、水とお茶と牛乳は無料(タダ)!」と言います。そうすると、子どもは子どもなりに自分の頭で、どちらが最善なのかを考え始めます。

「ジュースを買えばおこづかいが減る。でも、水かお茶か牛乳ならタダ。それならこの3つのうちのどれかにすれば、お金を使わなくて済む」と。今では、家では牛乳かお茶、外出先には水筒に水を入れて出かけています。補足をするなら、水は浄水器にかけたもの、お茶は煮出したものを冷蔵庫で冷やしたものです。