夏休み期間に久しぶりの帰省をされる方も多いのでは。「そろそろ実家の片づけを…」と思っていても、どこから手をつけたらいいか分からなかったり、「親にどうきり出そう…」とためらってしまったりしませんか? 時間×片付けコンサルタントの下村志保美さんによると、そんなときは「お手伝い」のついでにできる、ちょっとしたアイデアをきっかけにしてみるのがおすすめだそう。今回は下村さんの、親世代にも受け入れられやすく、しかも感謝される「帰省中にできる3つの片付けアイデア」をご紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)電球は「LED」に交換して未来の転倒事故を防ぐ
実家の廊下やトイレ、洗面所など、昔ながらの電球がそのまま使われていませんか? 高い場所にある電球がきれたとき、親がイスや脚立にのぼって交換しようとするのは、転倒事故の大きな原因になります。
そこで、帰省時にLED電球を持参、もしくは実家近くで購入して交換してみてはいかがでしょうか。LEDは長寿命で、数年に一度の交換ですむので、高所作業の頻度を大幅に減らすことができます。
「たかが電球」と思われるかもしれませんが、これだけで親のケガを未然に防げるのです。「全部取り替えておいたから、もう大丈夫だよ」と伝えれば、親も安心してくれるはず。
洋服は「捨てる」のではなく「役に立つ」ことを
実家の片づけで多いのが「洋服」問題です。タンスやクローゼットに何年も前の洋服がぎっしり…というのはよくある話。でも「まだ着られるし」「もったいないし」という思いが強く、なかなか手放せないのが親世代です。
おすすめは捨てずに寄付。たとえば私が活用している「古着deワクチン」は、不要になった衣類を送ると、ラオスの子どもたちのワクチン支援につながるという仕組みです(キットは3300円で購入が必要)。
帰省のついでに衣類を送るキットを持参し、「これ、一緒に送らない?」と声をかけてみると、意外とすんなり手放せるかもしれません。洋服と一緒に思いも整理されていきますよ。