これから夏の旅行シーズン。身軽に旅をするためにも、荷造りは重要です。「旅に出るときは、なるべく荷物を軽くするために、持っていくアイテムを厳選しています」と語るのは、ひとり旅歴25年の漫画家・まえだなをこさん。ここではまえださんに、海外旅行のアイテム選びについて教えてもらいました。
すべての画像を見る(全16枚)ひとり旅の荷物はリュックひとつにおさまる量
――まえださんはひとり旅がお好きで、2024年にベトナムを11日間旅した際も、リュックひとつで行ったそうですね。
まえだなをこさん(以下、まえだ):荷物を持ちながら観光できる重さを目指しています。飛行機でも機内持ち込みしたいので、荷物はリュックひとつにおさまる量に。便利グッズや、ひとつで二役兼ねられるようなアイテムも活用しています。
――旅に必ず持っていくものを教えてください。
まえだ:以前、首から下げていたパスポートケース以外の荷物を盗まれた経験があるので、貴重品は肌身離さず持っています。100円ショップ、キャン★ドゥで購入した、首からぶら下げられるタイプのパスポートケースを愛用。薄くて軽く、使い勝手がいいです。少しごわごわして肌触りが悪いので、シャツと上着の間に入れいてます。
やはり過去の経験から、メガネは予備も含めて2本持っていきます。旅先でメガネが壊れることって意外とあるんです。海外ではメガネの料金が高く、処方箋が必要な国も多くて、すぐにつくれないので。ただ韓国は、処方箋なしですぐつくれるし安いので、困ったら現地でつくるのはおすすめです。所要時間30分で、1本5000円くらいで買えました。
無印良品のエッセンシャルオイル『おやすみブレンド』は、普段から日本でも使っているのですが、旅先にも持っていきます。慣れない異国の地でも、いつもの香りを持ち歩くことでリラックスでき、すぐ眠れます。
無印のエッセンシャルオイルのビンはガラスが分厚く丈夫な印象。化粧ポーチに雑に投げ入れていますが、今のところ割れたことはないです。荷物の重さにシビアな私にとって、数少ないぜいたくアイテムです。
もうひとつ、ぜいたくアイテムとしてデカフェのティーバッグを持っていきます。カフェインをとると眠れなくなってしまうので朝しかとらないのですが、ホテルに置いてあるお茶はたいていカフェイン入りです。なので自分で持参。
私の著作『おいしい台湾ひとり旅』(扶桑社刊)では台湾茶の「東方美人」が登場するのですが、そのお茶を無印良品の「薄手お茶パック」にセットしたものを、ジップロックに入れて持っていきます。
東方美人はカフェインがほぼなく、期待される効果は、美肌、老化防止、脂肪吸収、胃腸の調子を整える、だそう。旅行にぴったりの効果だなと。
あとは、デカフェの紅茶「アーマッドティー カフェインレス アールグレイ」を気分によって使い分けます。