旅行が楽しい季節ですが、節約も気になるところ。「宿泊代はなるべく安くすませたいけれど、快適さは譲れない!」そんな希望をかなえる宿泊費の裏ワザを、Youtuber・旅行の教科書さんに提案してもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)1:自治体の「姉妹都市宿泊費補助制度」を活かす
多くの自治体には「姉妹都市」があります。姉妹都市(または友好都市)を訪れる際に、宿泊費の一部が補助されるケースがあるので、居住地の自治体のWEBサイトから、「姉妹都市」「宿泊費助成」などのキーワードで検索してみましょう。
制度を活用すれば、1人分の宿泊費が5000円ほど安くなる場合も。ただし、助成金は予算が限られているため、申請受付が早期に終了する場合があるので要注意。また、申請にあたっては申請書を5~7日以内に提出しなければいけないなどの条件があるので、早めに確認しておくことも大事です。
2:ひとり旅なら「ドミトリー」を上手に使う
1人旅で宿泊代をとにかく安くおさえたいなら、ゲストハウスの相部屋「ドミトリー」がおすすめ。1泊2000~3000円台で泊まれるところも多く、寝るだけなら十分です。今は清潔でおしゃれなゲストハウスが全国各地にあり、若い世代だけでなく、40代以上の利用者も珍しくありません。
情報交換をしたり旅仲間ができたり、旅先での出会いや交流があるのも、ドミトリーの醍醐味(だいごみ)でしょう。ドミトリーに何泊かするのはもちろん、ホテルと組み合わせてプランを組むのもアリ。プライバシーが気になるなら、女性専用のドミトリーやカーテンつきベッドなどを選んでおくと安心です。
3:「宿坊」なら安く泊まれて写経や座禅などの体験も!
「宿坊」とは、もともとお寺に参拝する人々のための宿泊施設として始まったものですが、今では一般観光客や外国人旅行者向けの「体験型宿泊施設」として人気を集めています。旅館よりも安価で、貴重な体験ができるのが特徴です。
たとえば「善光寺(長野県)」の宿坊では、写経体験や朝のお勤め(読経)など、お寺ならではの体験つきのプランが1泊2日で利用できます。精進料理も味わえて、心洗われる時間を過ごせる上に、宿泊費も比較的お手頃なのがうれしいところ。近年では、初心者向けに整備された宿坊も増えているので、「泊まれるお寺」を旅先に選んでみるのも、ユニークでおトクな選択です。