子どもたちが家にいる時間が長くなる夏休み。毎日のちょっとした手間が増え、気が重くなると感じる方もいるのではないでしょうか。3児の母で整理収納アドバイザーの高岡麻里恵さんは、「冷蔵庫」を見直したことで、夏休みがグッとラクになったそうです。今回は高岡さんの夏休みを快適に過ごすための冷蔵庫の整え方をご紹介します。

冷蔵庫
夏休みを快適に過ごすためにも整えたい「冷蔵庫」
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夏休みを快適に過ごすコツは「冷蔵庫」にあり

子どもから「麦茶はどこ?」と聞かれたり、「これおやつにしていい?」と尋ねられたり、さらには「奥の冷たいゼリーを取って欲しい!」とお願いされたり…。夏休みにこんなやり取りを経験したことはありませんか?

その問題を解消するためのヒントは「冷蔵庫」にあります。使いやすさを優先して中身をつめがちになってしまう冷蔵庫ですが、 夏休みを快適に過ごすためには、子どもが使うエリアを整えることが大切です。

たとえば、よくある冷蔵庫の配置で…

・飲み物がいちばん奥にあって手が届かない
・おやつがいろんな棚にバラバラになっている
・どれが食べていいものなのか、見ただけではわからない

これでは子どもが自分で取り出すのは難しく、親を「呼ぶしかない」となるのも致し方のないことなんですよね。

わが家が「やめたこと」「整えたこと」

冷蔵庫

そこでわが家がやめたことが、私が「毎回準備する」ということです。具体的な工夫を2つ紹介します。

●工夫1:飲み物コーナーは目線の高さに

麦茶

麦茶のピッチャーやプラスチックのコップを子どもたちの目線に合わせて配置し、下段の引き出しにはコップをまとめて取りやすく収納。その結果、子どもが自分で取り出せるようになり、私が麦茶を注いであげる必要がなくなりました。

「自分でやる!」という習慣が身についたことで、子どもに手をかける手間が減り、とてもラクになりました。

●工夫2:小さなカゴに「食べていい」おやつをまとめる

まとめたおやつ

「これ食べていい?」と毎回確認される負担を減らすため、子どもが食べてもいいおやつを小さなカゴにまとめて扉のポケットに収納。

このカゴに入っているものは自由に食べてOKというルールをつくったことで、確認のやりとりがほとんどなくなりました。また、判断を子どもに任せることで、自分で選ぶ力が育っているように感じています。