大の漫画好きとしても知られるTHE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さんが今イチオシの作品を紹介。ここでは、アラサー女子3人により繰り広げられる日常グルメ漫画『甘くて辛くて酸っぱい』をご紹介します。
読むだけで癒やされる、新感覚グルメ漫画
『甘くて辛くて酸っぱい』はしゃ/著 マガジンハウス刊(1)
甘地諒子、辛島郁恵、酢谷岬のアラサー女子3人は、ひょんなことからセカンドハウスを借りてグルメ暮らしをすることに。苗字に「味」が入る3人が織りなす人生の化学反応に、ほっこりすること間違いなし。

甘くて辛くて酸っぱい 1
甘さ、辛さ、酸っぱさという3つの味覚を名字に持つ3人のアラサーは偶然ヨガ教室で出会い、すぐに親しくなりセカンドハウスを一緒に借り合う関係になりました。甘地、辛島、酢谷さんはそれぞれ同棲中だったり、実家暮らしだったり、生活基盤は異なるものの、そこに集まって生まれる賑やかな時間が、彼女達の癒やしになっています。
公園でのお花見や、ベランダでの簡易プールを楽しむ中で、人生への不安や期待について語り合える関係は素敵だと思います。とくに大きな事件が起こるわけではなく、まったりした穏やかな展開が読者の心を安らげてくれる、まるで心のマッサージのようなコミックでした。
現代社会での人間関係はかなり複雑です。このコミックを読めば、人間関係の煩わしさを和らげるヒントが見つかるかもしれませんね。THE ALFEEも3人ですが、支え合うというより、もたれ合って51年経った感じです。僕らもセカンドハウス、借りてみましょうかねぇ…。