食材を自分で買いに行き、自分で調理し、それを食べる
量より質を考えることも大切です。
食材を自分で買いに行き、自分で調理し、それを食べる。その日常を続けられる限り、元気で100歳に近づけるのではないかと考えています。
最近、いろいろな配食業者が電話で試食を勧めてきますが、まだまだ自分で頑張りますと言って断っています。いままで考えられてきた高齢者の生活は、人生50年といわれた昭和の遺産であり、あれから時代は大きく変わり、人生100年時代となりました。
生き生きとした新老人の身体機能や生理機能、さらには知的機能を奪わないような、新しい生活モデルを自分で考えなければと思いながら、いま93歳を生きています。
細井さんの最新著書『93歳でわかったこと─ひとり暮らしで元気に生き抜くための本』(興陽館刊)は、介護する側として多くの高齢者の方に元気を与える細井さんの自分らしく老いるヒントが満載の一冊です。
