人より疲れやすかったり、考えすぎだと言われたり。そんな「繊細さん」こと「HSP(Highly Sensitive Person、とても敏感な人)」について心当たりはありませんか? そんな「繊細さん」はリスクを回避したいがために行動の一歩が踏み出せない…というお悩みを抱えがち。今回は、行動にうつすための魔法の言葉と考え方を紹介します。

繊細さん
繊細さんはたくさんの落とし穴(=つぶしておくべきリスク)に気づく。先回りして対応するので時間がかかってしまうのです
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魔法の言葉は「とりあえず」

「私は仕事が遅いんじゃないか」。繊細さんによくある悩みです。いちばんの理由は、リスクへの対処に時間が必要ということ。

繊細さんは「この情報が必要そうだ」「もっとこうしたほうがいい」などの改善点から「これをやっておかないとあとで困る」という未来のリスクまで、数多くの「やったほうがいいこと」に気づきます。

ですが、これは必ずしも仕事が遅いわけではありません。手戻りが少なかったり、深く考えるおかげで他の人が気づかない効率的な方法を編み出したりするため、結果的に同僚たちと同じスピードか、ときには早いことさえあるのです。

考えすぎて動けないときの対処法

「こうすると、ああなる」というシミュレーションが得意な繊細さんは、「気づく」と「シミュレーション」のかけ算で、自然と「ベストな方法」がわかります。でも、そのベストな方法は、ときに複雑だったり手順が入り組んでいたりします。

●NG:ベストな方法を実現しようとして動けなくなる

繊細さん

「プレゼンのためには、A のデータが必要で、そのためには、先にBとCを…」などと考えるあまり、動きが止まってしまう。

●OK:とりあえず、今できることからやってみよう

繊細さん

考えすぎて動けないとき、魔法の言葉は「とりあえず」。最初のうちは「本当はああするほうがいいのに!」と落ち着かないかもしれない。でも、何度かやるうちに「ベストじゃなくても物事は進む」ことを実感できる。

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