ものを減らして身軽に暮らすことを提唱する「おうち片付け専門家」として活躍する香村薫さん(40代、夫・3人の子どもと5人家族)。今回、香村さんが実践する、週末に1人もしくは家族とホテルなど自宅以外の場所で過ごす「週末ステイ」というユニークなリフレッシュ方法を紹介。精神的に身軽になるために大切にしていることについて、詳しく聞きました。
すべての画像を見る(全3枚)週末は家じゃない場所へ!驚きのリフレッシュ術
プライベートでは3人のお子さんのいる母親として、日々、家事育児に仕事にまい進されている、おうち片付け専門家の香村さん。日常のリフレッシュ方法として、実践していることがあるといいます。
「私は、平日はわりと家で缶詰状態で仕事をしているので、その代わり、週末は可能なかぎり、1人もしくは家族で、家ではないところに泊まるというのを実践しています。いわゆる多拠点生活というわけではなく、近場のホテルなどステイする、という感じです」(香村さん、以下同)
毎週末というのは驚きですが、きっかけは自宅で仕事をすることで感じる「ある悩み」だったそう。
「家で仕事をしていると、どうしてもオンとオフの切り替えが難しくて。気づけば週末も仕事の延長線上にあるような感覚だったんです。でも、あるとき、ふと場所を変えてみたら、気分がすごくリフレッシュされることに気づきました」
それから、意識的に週末は家を離れるようになったといいます。
「1か月に4回土日があったとしたら、3回は確実に家じゃないところで過ごしています」
家族と楽しむ週末ステイのユニークな「ルール」
とはいえ、夫と3人のお子さんの家族がいるとなると、毎週家を空けるのは「現実的ではない」と語る香村さん。どのように週末ステイ生活を続けているのでしょうか?
「自宅に近い場所のホテルであれば、なにかあったらすぐに家に帰れる安心感もあり、利用することが多いです。一人で行くこともあれば、子連れで行くこともありますが、子どもと行くときは、『今週はだれが行く?』と声をかけて、手を挙げた人と一緒に行く、というスタイルをとっています」
毎回家族全員で、となると、準備や費用なども大変そうですが、自由参加というスタイルであれば、そういったストレスも軽減されそうです。
「たとえば、直近だと名古屋や京都にいちばん下の娘と行きました。その間、上の2人の子どもたちのことは夫が見てくれています。逆に、私が行かない週末は、夫が長男を連れて週末ステイに出かけることも。お互いに譲り合いですね」
また、子どもたちにとっても、親と1対1で過ごす時間は貴重なように思える、と香村さんはいいます。
「普段とは違う会話が生まれたり、新しい一面を発見したりすることもあるようです。夫も息子と2人で男同士の旅を楽しんでいるみたい。家族それぞれがリフレッシュできる機会になっていると感じています」