ESSE読者から寄せられたお悩みに、清水ミチコさんがお答え! 今回のお悩みは、新人扱いをされたときの対応について。「自分で選んだ」という優位性に気づくことが大切だそうです。清水ミチコさんの回答をお届けします。

悩む女性
新しい職場での新人扱いがツラい…(※画像はイメージです)

Q:新しい職場での新人扱いがツラい…どうすべきなの?

老後資金のため、今までの仕事に加えパートを始めました。以前からの仕事での地位は、パートでは通用しません。この年で新人扱いされるのがツラいです。我慢が必要ですよね?

みんみんみさん(50歳・教員)

A:自分の意思での選択なら冒険者として楽しめる

「あのお店も先代はよかったけど、二代目の経営はちょっとね」「あの会社も三代目で潰れるな」などといった声は昔からよく聞きます。芸能界でも、二世タレントは親ほどはうまくいかず、親より出世した人はほんのひと握りとのこと。そう聞くたびに、私は『環境など親よりもずっとラッキーなはずなのに、なぜだ』と、思ってました。

しかし長年じっくり観察してみると、二代目や二世にはハンデがあることに気がつきました。

それはいちばん大事な「自分の意思」です。幼い頃からの『やれよ』とか『やるよね』という周囲からの悪気ない視線の重圧。その点、初代は断然楽しいんですよ。絶対的冒険者ですから、腕まくりをし、発見や興味に日々ワクワクします。

うまくいかないときは、なおさらがんばれる。意思はないけど、乗ってさしあげねばという心境とは全然違うのです。