「嫌いな家事」でよく候補に挙がることの多いお風呂掃除。カビやぬめり、においなど、少し掃除をサボると汚れてしまう場合もありますよね。かといって、毎日すみずみまで丁寧に洗うのは難しいもの…。ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんも以前はお風呂の掃除が嫌いだったひとり。ですが、あることを取り入れた結果、掃除がラクになったそうです。今回は尾花さんのお風呂掃除で「やめた・始めたこと」をご紹介します。
すべての画像を見る(全7枚)浴室の棚を撤去し、掃除のストレスから解放
今の家に引っ越してきたとき、浴室の鏡の横にシャンプーやボディソープなどを置く透明の棚がついていました。しかし、透明ゆえに、壁との接地面にカビが発生していると透けて見えるんです。それを見るたびに、「掃除しないと」と気が重くなっていました。
というのも、そのカビを落とすには、棚をいったん取り外す必要がありました。早くカビを落としたい気持ちはあるけれど、その取り外す手間を考えると面倒…。結果、あと回しにしてしまってどんどんカビが増えるという悪循環に。
何度繰り返しても数か月後にはまたカビが出現するので、思いきって棚を撤去することにしました。
撤去後は、シャンプー類をステンレス製のワイヤーバスケットにまとめ、浴室内で「浮かせる収納」に変更。すると、ステンレスは水ぎれがいいせいか、シャンプーボトルの底のぬめりも気にならなくなり、掃除の手間がグッと減ったんです。
100円ショップなどで売られているプラスチック製のバスケットもありますが、掃除の手間とストレスを減らしたい方には、多少高くついても断然ステンレス製がおすすめです。
排水口のフタを撤去し、こまめに髪の毛を取る習慣に
もうひとつ取りはずしたのが、排水口のフタです。その理由は排水口にたまる髪の毛を毎日取り除くためです。結婚後、暮らしの変化で驚いたことが、排水口に髪がたまる早さ。夫は髪がとても多く、とくに髪が抜けやすい時期は、たった2日で水の流れが悪くなってしまうこともありました。
そこで、毎日排水口の髪の毛を取り除く習慣をつけるために、フタを外して「見える化」してみるとこれが成功! 髪の毛がすぐに目につくので、自然と取り除く習慣がつきました。
さらに、意外なメリットがもうひとつ。フタがないことで排水溝の通気性がよくなり、ぬめりやにおいが減ったんです! 排水口が丸見えになることに、最初は少し抵抗がありましたが、実際にやってみると見えているからこそ常に清潔を保てて、まさに「くさいものにフタをする」だったことに気づきました。