50代でスペインに単身留学中のRitaさんの、快適にひとり旅を楽しむコツを紹介します。スペインに来た当初は、近場を旅行したいと思っても、日本のような安心感のあるツアーはなく、言語もスペイン語か英語のみ。「参加しても言葉が分からず、なじめない」と感じたRitaさんは、ひとり旅を決意。今では1か月で3か国を巡るほどの旅好きに。リュック1つで旅をするRitaさんが、経験から得た「旅のルール」を5つレポートしてくれました。

人ごみの写真
ひとり旅を楽しむ、単身スペイン留学中のRitaさんが語ります
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1.荷物は最低限に。軽さは「自由」に繋がる

リュックに入れる荷物の写真

ひとり旅でいちばんのストレスは、重すぎる荷物だと思います。移動も宿も、全部自分で選び、運ぶからこそ、「軽さ=自由さ」に直結します。

私のルールは、「使うかも」じゃなく「現地でなんとかなる」を基準にすること。服は3日分、化粧品はミニボトルに。あとはPCとバッテリー類だけ。

それでも“これだけは手放せない”と決めているアイテムは次の3つです。

●1:空気でふくらませるネックピロー

これ1つで、長距離移動がかなりラクになる、欠かせない存在です。軽くて、かさばらず、そして首がしっかり安定するとリラックス度が全然違います。

●2:ウルトラライトダウン

クルクル小さく丸めて袋に入る、ユニクロの軽量上着。季節に関わらず、機内でも宿でも使えて、上着にも毛布にもなる一着。

●3:軽量スリッパ

外靴からリセットしたいとき、シャワー後のリラックスタイムに、「持ってきてよかった〜」といつも思うアイテムです。

2.「自分に話しかける時間」をもつ

特急電車のプラットフォーム

だれかと一緒にいると、どうしても「相手のペース」を気にしてしまうもの。食べるタイミング、見る時間、休憩の取り方。全部、少しずつの遠慮が重なるものです。

でもひとり旅なら、美術館の前でぼーっとしても、知らない街角で1時間迷っても、それでいいんです。

カフェでPCを開いても、パン屋のベンチで風を感じても、だれにも気を使つかわず、「ここにいる」ことをじっくり感じられます。そんな余白がある旅こそが、心をリセットしてくれると思っています。