1日大さじ3杯で健康になるといわれるお酢。「血圧や血糖値のコントロール」「疲労回復」「腸内環境の改善」など、さまざまな健康効果が期待される調味料です。今回は、医師の石原新菜先生による「酢の健康パワー」の解説と、料理家の先生方による、定番おかずに酢をプラスしたアレンジレシピを2つ紹介します。
食べ応えバツグン!疲労回復おかず
豚肉のビタミンB1と酢で疲労回復効果が抜群! 酢を加えたタレに漬け込むことで、焼いても豚肉がかたくならず、うま味を底上げします。
●さっぱりショウガ焼き
【材料(4人分)】
- 豚ロースショウガ焼き用肉 400g
- タマネギ 1個
- キャベツ 3~4枚分(200g)
- ショウガ 2かけ
- A[しょうゆ 大さじ3 酢、酒、はちみつ 各大さじ2]
- サラダ油 大さじ1
【つくり方】
(1) タマネギ1/2個は繊維と直角に5mm幅に切る。キャベツは千切りにする。豚肉は筋を切り、バットに並べる。
(2) 漬けダレをつくる。残りのタマネギはすりおろし、ショウガは皮ごとすりおろす。ともにボウルに入れ、Aを加えて混ぜ合わせる。(1)のバットに加え、30分以上漬ける(途中で上下を返す)。
(3) 大きめのフライパンにサラダ油を弱めの中火で熱し、(1)のタマネギを炒める。しんなりしたら、汁気を軽くきった(2)の豚肉を広げ入れる。豚肉とタマネギに火がとおったらすぐに取り出す。
(4) (3)のフライパンに、バットに残った漬けダレを入れ、ひと煮立ちさせる。(3)を戻し入れてさっとからめ、(1)のキャベツとともに器に盛る。
(榎本美沙)[1人分374kcal]
酢でふっくら、ジューシーから揚げ
鶏肉の下味には、酒の代わりに酢を使用するとふっくらやわらかくなり、冷めてもパサつかないように。グンとジューシーに仕上がります。
●酢から揚げ
【材料(4人分)】
- 鶏モモ肉 2枚
- A[おろしショウガ2かけ分 酢、しょうゆ 各大さじ2]
- ラディッシュ 適量
- B[卵1個 小麦粉 大さじ4]
- 揚げ油 適量
- 片栗粉 大さじ4~5
【つくり方】
(1) 鶏肉は好みで皮を除き、4cm角に切る。ボウルに入れてAをよくもみ込み、30分ほどおく。ラディッシュは葉をつけたまま半分に切る。
(2) (1)の鶏肉にBを加えてもみ混ぜる。
(3) 揚げ油を170℃に熱し、(2)に片栗粉をまぶして入れる。軽く色づいたら油の温度を180℃に上げ、キツネ色になるまで揚げる。油をきって器に盛り、(1)のラディッシュを添える
(ワタナベマキ)[1人分333kcal]