「小さな暮らし」とは、住まいやもちものを自分にしっくりくるようコンパクトにすること。家族4人で快適に過ごす家を紹介してくれたのは、3LDK・69平米のマンションで暮らすSさん(東京都在住)。ライフスタイルの変化を楽しむSさんのお部屋を見せていただきました。

キッチンで団らんする家族
夫、長男、長女の4人家族。目指したのはみんなが“居心地のいい家”
すべての画像を見る(全5枚)

小さな家に住み替えて身軽な暮らしを実現

マンションの間取り

かつては都内の戸建てに家族4人で暮らしていたSさんですが、自身の退職を機に郊外のマンションをリノベして、住み替え。

「これからどんな家でどんな暮らしがしたいか、家族で密に話し合いました。結果、広さよりも眺望や居心地のよさを優先して、今の住まいに決めました」(Sさん、以下同)

家がコンパクトになったため、残すものを厳選。身軽になれたのも、小さな暮らしのメリットだそう。

「今はすべてのものを把握できて、気持ちがラク。家で過ごす時間が心地よくなって、幸せ度が上がりました」

個室と団らんスペースを確保する工夫とは?

ワークスペースの窓越しに会話する親子
ワークスペースは「3畳」

小さな暮らしで工夫してスペースをつくる方法をご紹介します。

●狭くてもひとりで集中できる!リビング横で声もかけやすい

書庫を兼ねたワークスペース。「3畳」です。

「趣味の裁縫をしたり、家族が勉強したり…。ひとりで集中できる、家族みんながお気に入りの場所です。窓があるので声をかけやすく、狭くても圧迫感がありません」

書斎兼ワークスペース

昔から憧れていたという壁一面の本棚。

「好きなものに囲まれる幸せも味わえます」

書斎の窓から見たリビングの様子

窓を設けたことで、中にいてもリビングの様子がわかるように。採光を確保する役割も。