睡眠が乱れたり、夜中何度もトイレに起きることもある50代。夫婦で同じ部屋に寝るより、思いきって別の部屋にした方がお互いラクになることもあります。そこで50代夫婦ふたり暮らしのミニマリストブロガー・本多めぐさんに「寝室を分けるメリット」についてお話を聞きました。
すべての画像を見る(全4枚)加齢で身体が変化。夫のいびきや私の眠りの浅さが悪化
結婚して15年以上同じ寝室でしたが、1年前から寝室を分けることにしました。理由は身体の変化にともない、一緒に寝ることが快適ではなくなったためです。というのも、40代以降、夫のいびきが大きくなり、一方の私も長時間の熟睡ができなくなりました。夜中にたびたび目が覚めたり、トイレで起きたりすることが増えたのです。そうすると、敏感な夫も目が覚めてしまいます。
それは申し訳ないので、次第に私は隣の部屋にマットを敷いて寝るように。すると、無理して一緒に寝ない方がお互いにメリットがあると気づきました。
1:相手が寝ていても遠慮せず動ける
最初のメリットは、就寝中の相手に遠慮せずに動けることです。好きなタイミングで寝たり、一旦起きてお茶を飲んでゆっくりしたりと、気兼ねせず過ごしやすくなりました。いびきやトイレで起きても、相手の睡眠をジャマしないのはいいですね。
私はのどがかわきやすいので、夜はノンカフェインのお茶をよく飲んでいます。温かいお茶を淹(い)れるとホッとして、そのあと眠りにつきやすいですし、そのまま起きてパソコンに向かうことも。自分の部屋なら夜中でも早朝でも自由です。
2:それぞれ「心地よい温度」で眠れる
また、それぞれが心地よい温度で眠れます。寒がりの私は暖かいお部屋で寝たいのですが、夫は涼しい方が寝やすいと言います。適温が違うので、部屋を分けることで各自気持ちのよい環境で眠れるようになりました。
ちなみに、私は湯たんぽや電気毛布などで暖かくします。対する夫は涼しい部屋を好みますので、薄い掛け布団で熟睡しています。歳をとると快眠がとても重要ですから、室温調節や布団の厚さで質のよい眠りをカスタマイズできるのがよいと感じます。