薄着の季節、体型が気になるけど厳しい食事制限は続かない…。そんなとき頼りになるのが、旬の食材を使ったヘルシーごはん。ダイエットカウンセラーで食生活アドバイザー、体質別ダイエット診断士の資格をもつ料理研究家のおにゃさんが、栄養価の高いカツオとアスパラガスを使った主菜&副菜を提案。簡単につくれて満足度大のレシピです!

半袖
薄着になると体型が気になる…(※画像はイメージです。画像素材:PIXTA)
すべての画像を見る(全4枚)

<おすすめの旬食材:1>カツオ

私も食事制限でリバウンドなどたくさん経験しましたが、主宰するダイエットプログラムでも皆さんからも「なにを食べたらいいのかわからない」といった声を多く頂きます。旬のものは、安くておいしいだけでなく栄養価も高いのが魅力。自然の恵みを上手に取ることで無理なく、ヘルシーな体を目指せます。

まず1つ目は「カツオ」。魚はダイエット中にも積極的に取り入れたい優秀な食材で、なかでも青魚にはEPAやDHAといった必須脂肪酸が豊富に含まれています。これらは体内で十分につくることができないため、食事からしっかり補うことが大切です。

EPAは血液を健やかに保つ働きが期待され、中性脂肪の管理をサポート。DHAは健康維持に役立つほか、思考力や記憶力にも関係しているとされています。

そんなEPAやDHAを豊富に含むカツオは、ダイエットを意識したバランスのいい食事に欠かせない食材。さらに、カツオは旬が1年に2回あるという珍しい魚。3~5月頃のものは「初ガツオ」、9月~11月頃のものは「戻りガツオ」と呼ばれます。

初ガツオは季節が温かくなるにつれ、黒潮に乗って太平洋を北上したもの。そのため身が引き締まり、脂は少なくさっぱりしているのが特徴です。

主菜:くさみが気にならない!カツオのレシピ

カツオのカルパッチョ風
カツオのカルパッチョ風

カツオはそのままお刺身で食べるのがベストですが、生臭さが気になって苦手という方も少なくありません。そんなときにおすすめなのが、オリーブオイルとしょうゆを2:1で混ぜたタレで楽しむカルパッチョ風の食べ方。

千切りにした大葉や細ネギをたっぷりのせれば、さわやかな風味が広がり、くさみが気にならなくなります。私自身もこの方法で、苦手だったカツオが大好きになりました。

大葉には抗酸化作用があり、健康維持に役立つ栄養価が含まれています。また、風味が豊かで料理を引き立てる魅力があります。薬味をたくさんかけて食べることで、野菜が少しとれるのもうれしいポイント。

大葉やネギなどとは違った香りを楽しみたい場合には、白ゴマをのせて食べても絶品です。また、タレの中にワサビをお好みで入れて混ぜるのもおすすめ。

●カツオのカルパッチョ風

  • カツオ(柵) 200g
  • 大葉 10枚
  • A[オリーブオイル大さじ1 しょうゆ大さじ1/2 ワサビ(チューブ) 2cm]

【つくり方】

(1) Aの材料を混ぜ合わせる。カツオはお好みの厚さに切り、大葉は千切りにする。

(2) 器にカツオをのせてAをかける。大葉をふんわりとのせる。