デメリット1:備えつけの設備が古く性能が低いことがある
すべての画像を見る(全6枚)設備の古さから不便を感じることもあります。建物が完成した当初から使われているであろう浴室乾燥機は音が大きく、洗面台やエアコンなども、古さによる性能の低さは否めません。
修理に関してはほとんどの場合が大家負担となるため、交換を依頼しても完全に故障しない限りは難しい。大家さんと意見のすれ違いが起こることもあるでしょう。
私の場合、怪しい音を立てていた換気扇は、壊れるか壊れないかのギリギリのラインを保っていたおかげで、吸い込みの弱さや音のストレスを感じたまま数年を過ごすという苦い経験をしました。また、サッシや窓ガラスも古いものから交換されていないということがほとんどです。マンションとは言え断熱性は低く、家の中でも冬の寒さをそれなりに感じます。
よい面もあれば悪い面ももちろんある。完璧な物件は存在しないということを理解しておくことはとても大切です。それでも今の家が好きなので、設備の古さは私にとっての妥協点と言えます。
デメリット2:希望する場所に窓や収納がないことも
新築や大規模なリノベーションをされているお家でいちばんうらやましく思う部分。それは光が降り注ぎ、外の景色がながめられる台所かもしれません。
私が今まで住んできた歴代のマンションとアパートを振り返ってみると、どれも暗く狭い台所でした。ある意味日本らしいのかもしれませんが、自然光のもとで食材本来の色を感じ、季節を味わいながら料理をしてみたい憧れもあります。
また、収納スペースに関しても大体の場合が希望とは異なるため、住まいに自分自身が合わせていく必要があります。それはそれで楽しいものですが、やはり自分好みにつくられた空間での暮らしを一度は味わってみたいという願望はあります。
最近は物件を探しているうちに、団地を目にする機会が増えました。台所が窓辺と隣り合わせになっている造りが多く、賃貸物件のなかでも団地の間取りは、自分の理想に最も近いのかもしれないと感じています。