「食器が好きで、どうしても数が増えてしまう」「まだ使えると思うと手放せない」「使いやすい食器棚にしたいけど、どうしたらいい?」そんなお悩みはありませんか? 捨てるのが難しい「食器」をどんな基準で減らせばいいのか、整理収納コンサルタントの須藤昌子さんに伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)食器を減らす3つのポイント
私自身とても食器が好きで、和食器、洋食器、お客様用と様々な種類の食器をもっていました。楽しんでつくった料理を盛りつけるたびに食器を変えたり、どれを使うとすてきに見えるか…なんてテーブルコーデを考えるのも楽しかったのです。
しかしあるときから「もっと食器は少なくていい」と感じるようになり、好きでため込んできた食器たちを1つまた1つと減らしました。
捨てる基準が難しい食器ですが、私自身がやってきた食器を減らす基準やそのときの気持ちを3つに分けてご紹介します。
1:大きい・重いなど苦痛を感じる食器
大きな重い食器を手放すことを考えたきっかけは、私自身が、この年齢特有の手のこわばりや、しびれるような感覚を感じるようになり、無理をして重いものを扱う意味があるだろうかと考えたためです。
重い食器を取り出して、使用後に洗って、ふいて、収納に戻すという苦痛を感じながら、「気に入った食器だから」と言う理由だけで、使い続けることに疑問をもつようになったのです。
そのときから「ものを中心に」もつかもたないかではなく、「自分を中心に」自分が機嫌よくいられるかどうかというもの選びの基準に変わりました。もし、私のように「無理をしている」と感じる方がいらしたら、苦痛に感じる、大きい、重い食器を手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。