離婚や子どもの独立など、40代から50代にかけてライフスタイルを大きく変える人も少なくありません。ここでは、48歳で離婚を経験、50代で中古マンションを購入し、ひとり暮らしをしているみるくさんにお話を伺いました。部屋をすっきり整えることを心がけているみるくさんが感じた「心地よい暮らし」の極意とは?
すべての画像を見る(全7枚)ダサい側だった私が「センスがいい」と言われるように
「すてきなお部屋ね」「センスがいいね」…インスタグラムにのせたわが家の写真に、そんなうれしいコメントをいただくたび、少しだけくすぐったい気持ちになります。
なぜなら、私は決して「センスのいい人」ではないからです。むしろ昔からインテリアやファッションに自信がなく、どちらかというと“ダサい側”だったと思います。
そんな私が今、すっきりとした空間で、自分らしいひとり暮らしを楽しめているのには、ちょっとした「小さなルール」があるのです。
「ものを増やさない」ただそれだけで部屋は整う
私が心がけているのは、「なるべくものを買わない」こと。
気を抜くと、どんどんものが増えていきます。そしてものが増えると、どんなにおしゃれな空間でも散らかって見えてしまうので、私は本当に必要なものだけを選び、空間を大切にするようにしています。
買い物の前にひと呼吸。家にあるもので代用できないか、まずちゃんと考えるようにしています。同じようなものがあるときは、ぐっと我慢しますし、1つ買ったら1つ手放すようにしています。
センスがないからこそ、「まねする」ことから始めました
53歳でマンションを購入し、初めてのひとり暮らしをスタートしました。
私のインテリアのベースは、マンションの前の住人なんです。前の住人の部屋づくりがあまりにもすてきで、即マンション購入を決めました。
わが家に遊びにきてくれると皆さん必ず「そのシャンデリア、すてきね」と言ってくれます。じつはこれ、マンションの前の住人から譲っていただいたものなんです。
ソファーやライトも同じく。引っ越しの際に「欲しいものがあれば差し上げます」と言ってくださって、ありがたくいただきました。
このお部屋の雰囲気を保つように努力しています。