同じアメリカでも住む場所によっては花粉の影響が…

花粉
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コストコでも目立つ場所にアレルギー薬が並び始めています。とはいえ、私の周りに限れば、そもそも花粉症という人をあまり見かけません。どうしてなのでしょう? 改めて調べてみたところ、ある興味深いデータが出てきました。

AAFAという米国の喘息とアレルギー患者のための非営利団体によれば、アメリカでは毎年1億以上がなんらかのアレルギーに苦しみ、そのうちの多くが季節性の花粉に苦しんでいるとのこと。

全米100都市の調査でとくに花粉がひどいのは南東部で、カンザス州ウィチタがワースト1位、ルイジアナ州ニューオリンズ、オクラホマ州オクラホマシティーがそれに続きます。ウィチタはなんと、2025年まで3年連続第1位!

調査する年によって順位の変動はかなりあるものの、どうやら西海岸の都市は比較的花粉が少なそうです。AIによる回答では、「花粉アレルギーをもつ人が住みやすい場所」第1位に、私の住むシアトルが選ばれました。冬を中心に雨がよく降り、夏は温暖なことから、他地域と比べて花粉の飛散が抑えられているのだとか。なるほど!

振り返れば、子どもの夏休みに合わせて、日本に帰省するのは夏ばかり。幸か不幸か、この20年、「桜満開、でも花粉もいっぱい」の春に日本にいたことがありません。

毎年、日本からの桜が植わる地元の名所で気分だけは味わえるものの、公共の場でのお酒はご法度。「桜の下で花見酒」に憧れては、少し寂しいような思いをしていました。が、それも結果的に花粉症を回避することにつながっていたのかも?

ここシアトルに住み続ける分には、このまま花粉症から逃げおおせることができるかもしれません。