水回りの日用品やペット用品、来客用のクッションなど、飾って楽しむことが難しいものは、つい収納のモチベーションも下がりがち。インテリアの達人は、どうしているのでしょうか?
ルームスタイリストで、100円グッズリメイクなどの著書がある瀧本真由美さんは、ちょっとしたアイデアで“見せる収納”を楽しんでいました。そのコツを教えてもらいました!
洗面所は、つっぱり棒や100円の焼き網を上手に利用して、使いやすく
●ウッドのキューブボックスでふぞろいなこまものをまとめて
夫のシェーバーやブラシ類は、そろいのキューブボックスの中へ。
「形がバラバラなものでも、この四角い枠に入れることで、不思議とまとまり感が出るんです」
●同素材のカップなら一気に統一感のある空間に
ミニブラシの入れ物とグリーンの鉢カバーに同じステンレスのカップを使用。
「雑多な空間がすてきになり、生活感がやわらぎました」
●エコバッグをつるし洗濯ネットを壁面収納
置き場所に困る洗濯ネットは、エコバッグに入れて、柱のフックにつるしています。
「手を伸ばせば届くから使いやすい!さりげない感じが気に入っています」
●つっぱり棒を使ってカゴや洗剤類を空中収納
つっぱり棒1本で、空中に収納スペースが完成。
「カゴをのせてぞうきんやウエス入れに。洗剤類を入れたスプレーも引っかけて、掃除のときに取りやすいようにしました」
洗面台の背面にある収納庫は、扉を外してオープンに。洗剤類はそろいのスプレーやビンに入れ替えて見栄えよく。
洗面台下の扉裏に、100円の焼き網をかけてピンチをとめ、ヘアゴムを引っかけ収納。
「洗顔のときに髪をまとめるので、扉裏を使うとサッと取れて便利」
●粉ふるいをつり下げてメラミンスポンジ入れに
洗面台掃除に使うメラミンスポンジは、つり下げた100円の粉ふるいの中が定位置。
「底が網状だから水きりよし。ステンレスで清潔感もあります」
階段横のスペースには、趣味のものや愛犬グッズを
●オープンラックは余白をもたせ、白と茶でまとめてライトに
階段横のオープンラックには、愛犬の散歩グッズやカメラ、雑誌、来客用クッションなどを収納。
「重く見えないよう、各段の上部に余白をもたせて、白と茶でライトにまとめました」
●背表紙が派手な雑誌は白い書類ケースに入れて並べれば落ち着いた空間に
雑誌は棚差しにすると背表紙が目立つので、書類ケースに背表紙を上にしてイン。
「遠目にはまとまって見え、近づくと上から選びやすく、出し入れもラクです」
●カメラ類の収納にお菓子の型やペンキ入れを活用
カゴの中は、パウンドケーキやゼリーの型を使ってカメラ類を収納。その横のペンキ用の缶にも小型カメラが。
「お菓子の型は大きさや深さが豊富で、仕切りとして重宝します」
●トランクケースを愛犬の服入れに
いちばん下に置いたトランクケースは、インテリアとしてナチュラル感を演出しつつ、愛犬の服を収納。
「棚の上にリード類があるので、散歩の準備がスムーズです」