カーディガンを統一して、インナーの枚数も厳選
すべての画像を見る(全6枚)先ほど紹介したとおり、カーディガンを同じ形でそろえたことが、服を減らす大きなきっかけになりました。そもそもカーディガンのデザイン選びに悩まず、インナーもこの形に合うものしか着ないからです。
しかし、最初からここまで減らせたわけではありません。以前はVネックのカーディガンも持っていました。しかし、それだと中に着込む服に悩むのです。Vネックはカットソーより衿つきのシャツと合わせる方が個人的にはしっくりきます。シャツスタイルも嫌いではないのですが、着ていてラクな服を優先したら少しずつ減っていきました。
●似合わないインナーは思いきって手放した
多くの人がもつシャツとブラウスはほとんど手放しました(夏だけは薄いブラウスを着ています)。一度「シャツを着ない」と決めると、買い物での選択肢がグッと絞られます。服選びに悩みたくない人は、よい意味で自分に縛りをつくると手間がかかりにくくなりますよ。
また、カットソーも、今は衿がすっきり開いたものを着ていますが、以前はタートルネックや首の詰まったデザインのものをもっていました。冬場はぽかぽかして便利でしたが、どうも顔が大きく見えて似合わないので手放すことに。
ものたりないときはアクセサリーをプラスすることもあります。紺のカーディガンにボーダーカットソーを合わせて、胸元にはロングネックレスをたしました。少しきちんと着たい日にはこんな風にアレンジしています。
服の枚数よりも似合う服をもつことがおしゃれ
50代になると、歳をとった分、好き嫌いや得意な服もわかってくるもの。自分のスタイルも確立されてきます。思いきって、今の気持ちやライフスタイルに必要な服に絞ってみてはどうでしょう。
私は最近、おしゃれな人の基準が、多くの服をもっていることよりも「自分に似合う服をもっている」ことだと考えるようになりました。
服をもちすぎると部屋のスペースを圧迫するので、生活スタイルの変わる春には服を減らすよい時季ではないでしょうか。皆さんのヒントになれば幸いです。