床材選びは、家の雰囲気を左右する重要なポイントです。4年前にハウスメーカーで家を建てたライターは「ウォールナット」と迷ったものの、「オーク」をメインの床材に採用。結果、ホコリや傷が目立ちにくく、インテリアの色をまとめやすいなどのメリットを感じています。オーク材の魅力について詳しくレポート。

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メインの床材を決めるまでの経緯と、オーク材のメリットをご紹介
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ウォールナットとオークのどっち?悩んだ床材選び

わが家は、4年前にハウスメーカーで建てた、2階建ての注文住宅。1階には玄関、LDK、趣味室、トイレが。2階には、浴室、洗面所、ランドリールーム、主寝室、子ども部屋、トイレ、来客用のスペースがあります。家族は夫、筆者、10歳と8歳の息子たちとの4人暮らしです。

ウォルナットの床のイメージ画像

上の画像は、家づくりの打ち合わせ初期の頃に作成したイメージです。筆者の好きなウォールナットをふんだんに取り入れたデザインにまとめています。ちなみに、実際に建てた家の間取りは、このイメージから変更点はなし。

ウォールナットの深みのある色合いは、カフェのような落ち着いた雰囲気が好きな筆者にはぴったり。うちは夫も、ウォールナットが好きなのです。これまでも家具は、ウォールナット材のものばかり選んでいました。

しかし、ウォールナットの床材に関して1つ懸念点がありました。それは、ホコリが目立つこと。

筆者が以前暮らしていた賃貸物件は、ウォールナットの床材で、こまめに掃除をしてもすぐホコリが目立つことにストレスを感じていました。そのため、LDKがあり長時間過ごす1階部分を、全面ウォールナットにして大丈夫なのか不安もありました。

オーク材を選んで、部屋の印象を明るくする

部屋

一方で、実際に採用することになるオーク材にも抵抗感がありました。オークは賃貸物件でもよく使われる材。表現はよくないですが「おもしろみのない素材」というイメージをもっていました。

そういった点から、ウォールナットの挽き板で設計を進めていくことに。さらには「天井にも木を貼りたい」という希望が出てきました。

ただ、床と天井の両方にウォールナットを使うと、部屋全体が暗く重い印象に。かといって、ウォールナットの床と相性のいい天井用の木材も見つけるのが難しい…。

そこで最終的に、床材と天井にオークを採用することに。2階の寝室とウォークインクローゼットだけは、ウォールナットの突板を取り入れることにしました。