3:いつか巣立つ子どもに写真を渡す準備を始めた
すべての画像を見る(全6枚)写真の整理もいつか手をつけなければ…と思い続けていたものの、わが家には子どもの成長とともに増え続けた写真が大量にあり、どのように管理するか頭を悩ませていました。そこで、最終的に決めたのは、「子どもが巣立つときにコンパクトなアルバム(またはデータ)を1つ渡す」という方法です。
まだ先の話ですが、今のうちから少しずつ準備を始めることにしました。
わが家のケースになりますが、整理のポイントは、まずは家族写真を4種類に分類すること。
・「長男」「次男」「兄弟一緒」「家族・友人」の4つに分け、時系列で並べておく
・似たアングルの写真は整理対象に
・子どもに渡す写真は、その中から30~50枚ほどのコンパクトなものにまとめる予定
この方法を選んだ背景には、自身の経験があります。夫が結婚の際、実家から生まれたときからのアルバムを大量に持ってきたのですが、あとから整理するのが非常に大変だったのです。
また、整理収納サポートで訪問するお客さま宅でも、「自分とパートナーのアルバム」に加え、「現在の家族写真」もあり、大量の写真の保管や管理に悩んでいるケースを多く見てきました。
こうした経験から、「子どもには最低限の写真だけを持たせる」ことに決めました。自分の手元に残す写真も厳選し、コンパクトなアルバム(またはデータ化も検討)にまとめる予定です。
写真の整理には時間がかかるため、長期間かけて向き合う必要があります。もちろん、これが正解とは限りません。しかし、手元に残したり子どもに渡したりする写真が少なくても、思い出は心の中に残り続けると考えています。
思い出品の整理は「大切なものを選び抜く」こと
子どもの思い出品を整理することは、「思い出を手放す」ことではなく、「本当に大切なものを選び抜く」ことと考えましょう。筆者は、思い出は“もの”そのものではなく、そのときの“気持ち”や“経験”こそが大切なのだと、整理を通じて改めて実感しました。
子どもが巣立ったあと、必要な思い出だけを手元に残せるよう、今から少しずつ準備を進めていきたいと考えています。この整理は、長い目で見ると、将来的に子どもの負担を軽減することにもつながるはずです。
この方法が、同じように思い出品の整理に悩む方の参考になれば幸いです。