地震が起こっても被害を受けにくい家にするには、キッチン周りの対策が欠かせません。ほとんどの家庭のキッチンにある冷蔵庫は、地震が起こると、転倒や中身の飛び出しによって、あわや「凶器」になりうることも。今回は、防災のプロ・辻直美さんの自宅マンションを参考に、今から備えておきたい冷蔵庫の地震対策を紹介します。
すべての画像を見る(全8枚)凶器になる冷蔵庫はしっかり対策を
地震の揺れで、冷蔵庫が倒れたり、中の食材が飛び出たりすると大変危険です。事前にきちんと対策しておくと安心ですね。
●なにも対策しないとこうなる!
揺れで庫内のものが動くことで、扉が開いたり、冷蔵庫自体が歩き出すことも。割れたビンや液体が混じったら、あと片付けも大変。
対策1:ドアがあかないようストッパーをかける
揺れてもドアがあかないよう対策を。ただし、いちばん下の引き出しにはかけないようメーカーは推奨。
「手前に開いた引き出しが支えになり転倒防止になるようです」
●使ったのはコレ!
粘着テープで簡単設置。上下のボタンを押すだけで開き、扉を閉めると自動でロックされる。
対策2:信頼できるアイテムで転倒を防ぐ
大きな揺れで歩き出すこともある冷蔵庫は固定が必須。
「超強力なジェルで留めるこの商品はネジやクギを使わないので、賃貸住宅でも使えるのがいい!」
と辻さん。
●使ったのはコレ!
超強力な粘着力と振動吸収力を併せもつジェルで家具と壁を固定し、転倒防止効果を発揮。
対策3:食品はケースに入れて透明滑り止めシートを敷く
透明の滑り止めシートを使うのは中を見とおしやすくするため。
「また、食品を入れるケースは冷気が行き渡るようメッシュのものを選んでいます」
●使ったのはコレ!
100円グッズの滑り止めシートが活躍!