暮らしをラクにするためにものを減らす、片付けをすることは大切です。ですが、実際なにから第一歩を踏み出せばいいのかわからないと感じる方も多いはず。そこで今回は整理収納アドバイザーの高岡麻里恵さんに、片付けが苦手な方でも簡単にできる最初のステップについて詳しく教えていただきました。

引き出し
引き出し1つから始める、もっともシンプルな片付けの方法
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ステップ1:「引き出し1つ」でOK!片付ける場所を決める

片付けが苦手な人が突然、ひと部屋丸ごと片付けするのは、時間も体力も消費するためおすすめしません。片付けが苦手な人ほど、その労力を考えるだけで嫌になってしまいますよね。

そこで、まずは片付けの手順を知る為、大きすぎない引き出しやカゴ1個などから始めてみましょう。

ステップ2:レジャーシートや新聞紙を「2枚」広げる

新聞紙

片付ける場所の近くに2枚のレジャーシートや新聞紙を敷きます。片付ける引き出しやカゴの中身の量を予想して、大きめのシートを用意してください。

次のステップで、残すものと捨てるものを分けるので、区別がしやすいよう2枚のシートを少し離して置くのがポイント。

ステップ3:収納の中のものを「全部出す」

出す

引き出しやカゴなど、片付けする収納用品に入っていたをものを、いったんすべて出します(シートの上ではなく、ほかの場所に出します)。

全部出す理由は「俯瞰できるから」。たとえば、

・同じ用途のものが2つ以上あったけど実際使っているのは1つだけだった
・買ってみたけれど、全然使わなかった

など、俯瞰することで、ものに対する気づきがあります。

ステップ4:出したものを「区別」する

すべて出す

出したものを、2枚広げたレジャーシートや新聞に分けて乗せていきます。

・1枚には「1年以内に使った、または使う予定があるもの」
・もう1枚には「1年以上使っていないもの」

という風に、1つずつ考えながら区別するのがポイントです。