母子3人「ものが少なくても満たされる」団地暮らし

小学生の子ども2人と団地暮らし。大量のものを手放し生活が快適になった経験から、すっきり暮らしの情報発信や、片づけサポートの仕事をしているかさもさん。すっきりと片づいた部屋をつくるには、日用品やインテリアなど、目に入るものをシンプルなデザインにするのがおすすめだそうです。

無印良品のタオル

片付けているのに部屋が散らかって見える原因のひとつに、色が多いことが挙げられます。部屋の中に使われている色が多ければ多いほど、ごちゃついて見えてしまうのです。だから私は、「日常使いするものこそシンプルに」と考えます。

私は普段、お片づけに悩む方のオンラインサポートをしています。そのなかでよくお見かけするのが、カラフルでデザインもバラバラのタオルが数多くあるケースです。

以前はわが家もデザインのそろっていないタオルを使っていましたが、現在は「無印良品」のフェイスタオルで統一。茶と白がメインのインテリアになじむ色を選びました。

お風呂上がりに体をふく3枚と、洗面所用に1枚の計4枚を毎日洗濯しながら、肌触りが悪くなるまで使いきります。半年~1年のタイミングで総入れ替えするのがルーティンです。

日用品などよく使うものは、目から入る色の刺激を減らし、色味をそろえることで心が穏やかになります。その点、買いそろえやすいタオルを同じデザインのものに統一するのはおすすめです。

部屋になじむ「シンプルな食器」で料理も引き立つ

かさもさんの食器
すべての画像を見る(全8枚)

「素敵な器に料理を盛りつけたい」という想いがあり、以前の私は食器を集めるのが好きでした。ですが、ごちゃついた部屋でいくら素敵なお皿に料理を盛りつけても、映えるのは“料理と器だけ”なんですよね。

全体を見てみると、色数が多くて逆に料理が引き立たない。目から入る情報に疲れてしまうという状況でした。

そこで、食器や箸、カトラリーをシンプルなデザインにして、数も減らすことに。すると、部屋との統一感も出て、質素な料理でも引き立つように感じ、より一層おいしく食べられるようになりました。

部屋全体の色数を少なくして、お気に入りを目立たせる

家具や収納ケースも、部屋の色味とそろえています。空間の色を2~3色で統一して、絵を描く感覚です。

スケートボードをスツールにリメイク
愛用していたスケートボードをスツールにリメイクした「お気に入りアイテム」が目立つように

部屋をシンプルにすると、とっておきのお気に入りが際立ち、存在感を発揮します。その景色に心がほっこりする。そんな、自分と家族にとっての“パワースポット”となるお部屋づくりを目指しています。

※ 記事の初出は2024年7月。年齢も含め内容は執筆時の状況です。

◆記事をさらに詳しく読むならこちら!◆

母子3人「ものが少なくても満たされる」団地暮らし。タオルも食器もシンプルが基本