気がつくとたまってしまう「紙もの」。最初の仕分けやわかりやすい整理術で、すっきり片付けるコツを紹介します。教えてくれるのは、ゴミ屋敷で育った経験を活かした「無理なく片付くコツ」の情報発信や、お片付けサポートを行う整理収納アドバイザー・つうさん。普段実践している3つの書類整理のコツについて語ります。
すべての画像を見る(全4枚)1:書類を家に入れた瞬間に“ざっくり”判断する
書類が家に入ってきたとき、皆さんはどうされていますか? その場で読んだとしても、「とりあえずとっておく」という方も多いかと思います。私自身も昔はそうで、あっという間に書類が山積みになった経験があります。
書類というだけで、なんとなくどれも必要そうに感じませんか? また、薄くてペラペラなので“ものが増えてしまう”という感覚も少ない。そんな理由から、書類は「とりあえず保管」を選択しがちだと思います。
しかし、この「とりあえず」が書類管理を複雑にしている理由です。どんどん枚数が増えていき「どうしたらいいかわからない」状態になってしまうのです。
まずは、書類が家に入ってきたら、必要か不要かだけでも判断するようにします。不要な書類はシュレッダーや資源ゴミへ。それだけで書類の枚数が減り、管理もラクになりました。
2:仕分けは種類→保管期間の順番で
書類というおおまかなカテゴリーで、なんとなく収納しているけれど、枚数が増えると見返すときに「なんの書類なのか、パッと見てわからない」場合が多々あると思います。これこそが、不要な書類がいつまでも片付けられず、増え続けてしまう原因のひとつです。
書類といっても、学校関係・保険関係・取扱説明書などと種類はさまざま。まずは種類別に仕分けて「なんの書類なのか」を明確にすることが重要です。種類がパッとみてわかれば、整理の際に要・不要の判断がうんとしやすくなるはず。
そして、書類によっては処理が必要だったり、一定期間の保管で大丈夫だったり、または長く保管が必要だったりと扱い方もさまざま。書類の種類が分けられたら、処理作業の有無や保管期間で分類します。