犬へのもう1つの贈り物
すべての画像を見る(全17枚)スロープの前に、この冬もうひとつ犬に手づくりしたのがブランケットだ。どうしても犬にブランケットを編みたくなって、かぎ針編みをはじめた。手先が不器用なので編み物に苦手意識があったが案の定めちゃくちゃ失敗した。だが粘り強さの一点だけで完成させた。
粘り勝ちのブランケットにはひと編み、ひと編み、祈りを込めた。犬の抜歯手術が無事に終わりますように、そう祈りながら編んだ。
ブランケットは常用されるようになり、日常に溶け込んでいる。手術日には車に乗せていこうかな。
抜歯手術はあと数週間後。11月の診察時には手術まで1か月以上あくのは不安だったが、今のところなにか障る様子もなく、不調を感じず、穏やかに過ごせている。どうかこのまま。
1月3日! やっと、やっとだ。ホームセンターで追加でマットを購入し、たらなかった部分に貼って…あと床に面する部分には滑り止めシートを貼って…10kgの犬が上り下りしても安全かを十分確認して…完成したー!!
犬にスロープが怖いところではないと知ってもらうためにおやつで誘って慣らしてみる。七分袖の段階でも乗っていたくらいなので、不審感を抱いてなさそう。あとは実生活でも使ってくれるかよな。
スロープを怖がっていないし、なによりスロープの強度も今のところは大丈夫そうだ。ありがとう、両親。年末からの作業が終わってやっと新年が明けた気分だ。ことよろ、犬。
1月5日朝、促されるでもなく犬がスロープを使って降りてきた。
バタバタと駆け降りるのではなく、寝起きの犬がゆるやかな歩調で降りてきた。
達成感や喜びやらで胸が熱くなった。きみは偉すぎる、天才天才天才だ~! と犬を褒める。足腰に掛かる負担が軽くなってほしい。歯も足も腰も調子よく過ごしたい。
さ、新しい1年に変わらない祈りを捧げます。いつまでも犬が健やかに長生きできますように。いつまでも犬の安心がつづきますように。