家づくりの際は点検口の位置もしっかり確認しましょう。6年前に2階リビングの家を建てたライターは、1階のウォークインクローゼット内に、収納を兼ねた床下点検口を設置。ところが、衣装ケースが扉の一部をふさいでしまい、収納にも点検にも不便。さらに、寝室に天井点検口でも問題が発生しました。後悔の数々をレポートします。

クローゼット床下点検口
衣装ケースをどかさないと点検できず、収納にも使えない床下点検口。この場所じゃなかった!
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2階リビングのわが家、床下点検口は1階のクローゼットに

天井点検口と床下点検口の位置

筆者は夫と子ども3人の5人暮らし。2018年に、延床面積32坪の家をハウスメーカーで建てました。

意外でしたが、住んでから後悔することになったのが、「天井点検口」と、床下点検口にもなる「床下収納」の位置です(上の間取り図の四角い枠参照)。

筆者宅の「天井点検口」は、1階には子ども部屋と寝室に2か所。2階には洗面所に1か所、設置されています。

「床下収納」は、キッチンの床に設置することが多いと思います。しかし、筆者宅は2階リビングの間取りを選択。そのため、床下点検口にもなる床下収納は、1階のウォークインクローゼット内に設置することにしました。

衣装ケースが点検のジャマに!収納としても不便

1階のクローゼットの床下点検口

床下収納のある1階のウォークインクローゼット(約4畳)は、常に服やものでいっぱい。ハウスメーカーの定期点検のときに、人を案内するのが気まずいです…。

しかも、床下収納の扉の上に、プラスチックの衣装ケースの一部が乗ってしまっています。衣装ケースはキャスターつきではないので、どかすのが大変。

そのため、ただでさえ重くて大変な床下収納の扉のあけ閉めも、ますますしづらくなり…。収納としても、まったく使われずじまいです。

さらに、いつぞやのハウスメーカーの定期点検のときに、うっかり衣装ケースをどかしておくのを、忘れてしまったことが。そのせいで、床下点検をしないまま、点検が終わってしまったこともありました。

床下収納を、ごちゃごちゃしがちなウォークインクローゼットに設置したのは、少し失敗でした。

せめて、クローゼットのもう少し真ん中あたりに設置すればよかったです。それなら、衣装ケースやタンスを置かない通路の部分なので、収納や点検時に便利だったと思います。