家づくりで見落としがちな、間取りと設備の「落とし穴」を紹介。3年前に100件以上のモデルルームを見学して、念願の平屋を建てたライターは、「靴を履かないとアクセスできないシューズクローク」「明かりが入らない窓」「動かない壁掛けテレビ」の3つのことで、大いに悔やんでいます。まさか問題になるとは考えもしなかった! 残念の理由をレポート。

窓
いくつもあった窓の後悔。網戸の位置が原因であけると虫が入ってくる窓も…
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100件以上モデルルームを見学したのに後悔が…

間取り図

わが家は夫婦ふたり暮らし。3年前に、30代目前にハウスメーカーで、延床面積32坪(105㎡)の平屋を建てました。

家づくりでは、1年以上かけてネットや口コミをチェック。100件以上の事例を見学し、間取りのパターンを見て決めました。

そしてでき上ったのが上の間取りの家です。廊下がなく、ほぼすべての部屋がLDKに直結しているので、とても暮らしやすいです。また、水回りが1か所にまとまっているので、家事もしやすく、妻もお気に入りの間取りです。

間取りにはおおむね満足しているわが家ですが、じつはやり直したいくらい後悔していることが3つあります。その場所と、どうすればよかったと思っているかをレポートします。

靴を履くのに手間がかかるシューズクローク

シューズクローク

1つ目は、玄関のシューズクローク。使い勝手があまりよくないことを後悔しています。

わが家は、玄関の横に1.5畳の土間収納兼シューズクロークを採用しました。家づくりの段階では気づかなかったのですが、靴を選ぶ際に、いったん玄関に下りてシューズクロークにアクセスしないといけないのです。

いちいち靴を履いて、出かける靴を取りにアクセスすることに、不便さを感じています。結果的に、シューズクロークに靴を片づけるのが面倒くさくなり、多くの靴が玄関に出しっぱなしになっています。

もし次に家を建てるときは、わざわざ玄関土間に下りなくても靴を選べるように、壁面にシューズ収納をつくりたいなと思います。