人が集まる機会が増える年末年始。簡単で華やかな、おもてなし料理にぴったりの肉料理を料理家の今井真実さんが教えてくれました。プロのようなローストビーフが家庭のオーブンで簡単につくれます! 肉を漬け込むのに1~2日かかるので、早めに取りかかりましょう。

重箱に詰められたローストビーフと春菊とイチゴのあえもの
オーブンで仕込むお肉のごちそうローストビーフ
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ロゼ色が美しいプロのような仕上がりのローストビーフ

プロ顔負けのごちそうが簡単に! ここでも、肉の重さと温度、時間を守れば失敗なし。仕上 げの“焼き”は香ばしさがつけばOK。冷蔵庫から出したてを焼いて、ロゼ色をキープ。

●ローストビーフ

【材料(つくりやすい分量)】

  • 牛モモかたまり肉 400g
  • A[ニンニク(すりおろす)1/4かけ しょうゆ大さじ3程度 オリーブオイル大さじ1]
  • サラダ油 小さじ1

【下準備】

肉は室温に戻し、表面の水気をペーパータオルでよくふき取る。

【つくり方】

(1) 天板に脚つきの網を置き、牛肉をのせる(網がなければ、アルミ箔を一度くしゃっとさせて広げた上にのせてもよい)。 予熱なしでオーブンに入れ、100℃で35分焼く。上下を返してさらに35分焼く。粗熱がとれるまで庫内で休ませる。

(2) (1)を取り出し、表面についたアクをペーパータオルでふき取る(a)。

焼いた肉の表面についたアクをふく様子
白くブヨッと浮き出たものがアクです

(3) ポリ袋にAを入れ、(2)を加える。タレが肉全体に回っているのをたしかめ、たりないようならしょうゆをたす。空気を抜いて口をしっかり結び、冷蔵庫で1~2日漬け込む。

フライパンで肉の表面を焼く様子
冷蔵庫から出してすぐに焼くことで中に火が入りすぎない

(4)食べる直前に冷蔵庫から取り出し、汁気を軽くふく。フライパンにサラダ油を熱し、強火で表面をまんべんなくさっと焼く(b)。

まな板の上で切ったローストビーフ
切った直後は茶色っぽくてもしばらくしたら鮮やかに!

すぐにフライパンから出し、触れる程度まで冷めたら切り分けて(c)器に盛る。味がたりなければ、漬けダレをかける。

[[全量1079kcal]

※つくってから約3日以内、切り分けた場合は漬けダレに戻し入れた状態なら約2日まで保存可。または汁気をきり、小分けにしてラップに包んで15日程度冷凍保存可能。