キッチンまわりは食器や調理グッズで散らかりがちです。しかし“あって当たり前”と思うものこそ、手放すと家事がラクになることも。そこで「キッチンからなくして正解だった」スポンジラック、ゴミ箱、水きりカゴを、3人のESSEフレンズエディターが紹介します。

スポンジラック
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1:スポンジ置きを捨てて掃除のハードルが下がった

ラク家事が得意なおがわりさんが捨ててよかったものは、シンク備えつけのスチールラックです。

「わが家のラックはシンクの凹み部分を囲い、そのくぼみに洗剤やスポンジを置くタイプ。しかし、ラックを外すのが面倒で掃除の頻度が下がりがちでした。そのため、ワイヤーや留め具、シンクの壁面、凹み部分の底が黒ずむことも。また、大量の洗い物や鍋、大きいお皿を洗うとき、ワイヤーにカチカチと当たって不便でした」(おがわりさん、以下同)

●ラックを捨てたらスペースの余裕も生まれた

After
After

不便だと思いつつ、洗剤が滑り落ちることを危惧してラックを使っていたおがわりさん。ところがある日ラックを外してみると、洗剤は直立することが判明! そこでラックを捨てて、食器用スポンジは自立するものに変え、シンク用スポンジは廃止。フライパンを洗うタワシは使用頻度が低いので、シンク下に収納しました。

「あるのが当然と思っていた備えつけラックですが、なくしてみると周辺の掃除がラクに。大きな鍋や皿、洗い物の量が多いときも、シンクに少し余裕が生まれました。見た目も広々としたので、捨てて正解でした」

2:ゴミ箱を手放したら、ふく手間が減って快適!

ゴミ箱1

整理収納アドバイザーの資格をもつ和田ゆきえさんは、キッチンに置いていたゴミ箱を手放しました。

「『キッチンを通るときにぶつかる』と家族から言われていたゴミ箱。ほかに置き場所がないので、そのままにしていました。キッチンにジャストフィットするものを探してようやく見つけたので、撤去するのはイヤ! とも思っていました。ただ、家族の言うとおり動線が悪い…。そこで、試しにゴミ箱を別の部屋に移動させて、キッチンにゴミ箱のない生活を始めました」(和田さん、以下同)

●フックをつけてゴミ袋を引っ掛けてみた

ゴミ袋とフック

とはいえ、ゴミを捨てるところは必要。そこで、フックをつけてゴミ袋を引っ掛けるだけにしてみました。このアイデアが予想以上に快適だったそうです。

「キッチンには袋を引っ掛けるだけなので、ゴミ箱のメンテナンスが不要になりました」

ゴミ袋完成図

「また、ゴミ箱ににおいがついてゴミ箱をふいたり、洗ったりする手間が一切なくなりました。捨てたことのデメリットは見た目だけなのですが、半透明のゴミ袋にしているので、個人的にはそこまで気になっていません」