寒くなるこれからの季節、防寒にも大活躍の帽子。しかし、脱いだ後の髪の毛のペタンコ問題が気になる…そんな心配があったら、安心して帽子をかぶれないですよね。そこで今回は、メガネと帽子専門のスタイリスト里和(さとわ)さんに、帽子を脱いでも髪がペタンコにならない方法を教えてもらいます。毎朝の身支度にプラス5分するだけで帽子を脱いだあとのペタンコ問題が解消されます!
すべての画像を見る(全7枚)5分の下準備で、「髪の毛ペタンコ問題」はだいたい解決!
帽子を脱いでもペタンコにならないための下準備とは、コテやロールブラシアイロンを使って髪のボリュームをあらかじめ作っておくこと。
ただ、コテやアイロンを使って“髪をセットする”ってハードルが高く感じるかもしれませんが、後頭部やトップのボリュームを出すだけならたった5分程度でできちゃいますよ。
「え、せっかく髪にボリュームを出しても、帽子をかぶると台無しになるんじゃない?」と思うかもしれませんがご安心を。
帽子を脱いだら髪がペタンとなりますが、あらかじめ髪を巻いてボリュームを作っておくと復活しやすくなります。復活方法は後でまとめて紹介しますね。
まずはボリュームのつくり方ですが、コテやロールブラシアイロンを、毛先だけ巻くのではなく、髪の根元を持ち上げるようにして巻きましょう。
また、頭頂部の髪の毛だけではなくそれより下の後頭部の髪の毛の根元も巻くことで、ボリュームが持続しやすく、また帽子を脱いだあともふんわり感が戻りやすくなります。
髪にボリュームをつくることは帽子を脱いだあとのペタンコ対策に有効なのはもちろん、帽子をかぶらないときでも頭の形や髪をきれいに見せてくれるので、ぜひ朝のルーティーンに入れてみてくださいね。
べたつかない「パウダーワックス」も強い味方
ニット帽やキャップなど頭にぴったりとフィットする帽子は、キャスケットやベレー帽のようなゆったりとした帽子よりも脱いだあとに髪の毛がペタンコになりやすいですよね。髪の毛を事前にしっかりと巻いて下準備をしていても、髪の毛のボリュームの復活が足りない…!となりがち。
そういう場合は、パウダーワックスが強い味方になってくれますよ。
パウダーワックスとは、通常のワックスとは違い粉状になったヘアワックスのことです。マットでキシキシとした仕上がりに好みは分かれると思いますが、通常のワックスのように油分でまとめるのと違い、べたつかずセット力が強いのが特長。
帽子をかぶる前に、脱いだときにペタンコになるのが気になる「頭頂部」や「後頭部の生え際」に、パウダーワックスを少量つけておくと安心です。
頭頂部は少し上からまんべんなく振りかけてください。振りながら出すと意外とたくさん出てしまうので、大量に出ないように指でトントンと容器を優しくたたき少しずつ振りかけるようにするといいですよ。
後頭部など直接振りかけるのが難しい場所には、手に少量パウダーワックスを出してボリュームが欲しい箇所の“少し上あたり”の髪の根元に手で直接つけましょう。
こうすることで、帽子を脱いだときに髪の毛がペタンコになったとしても、ボリュームが復活しやすくなります。