4:年1回の掃除場所は日常的にふいてハードルを下げる

ふき掃除をする深尾さん
目線より上の部分も日頃から気にかけています
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いざ大掃除の計画を立てても予定がずれて、結局1か所も手がつけられなかった…ということが何度もありました。ですが、ふき掃除を習慣化したことで、あらゆる場所もハードルを感じずにふくクセが身につきました。

私が行っている方法は「今日は洗面所の入り口部分」など範囲を決め、あとはとくに順番は考えずに目についた部分からひたすら無心でふくという掃除方法です。

小さな範囲にすることで集中力も高まり、年に1回と決めていた目線より上の部分も日常的に掃除することが可能となりました。

5:輝かせたいものを意識してポイントを押さえて掃除する

光るてすり
古い手すりもピカッと光らせておくと気持ちが良い

普段から心がけているのは、家の中で輝かせるものを意識するということです。たとえば白いふきんは真っ白に。水道の蛇口は顔が映り込むほど光らせて。ガラスはアルコールでみがき上げ、鏡は水はねがないように。

多少部屋が汚れてしまっても不思議と美しさが感じられるのは、こういったことの積み重ねの効果なのかもしれません。

大掃除をする時間がないという方は、何か所かピカッと光らせるだけでも気持ちよく新年を迎えられると思います。

6:大掃除をしなければという考え方をやめてみる

すっきり片づいた部屋
普段の掃除で十分がんばっていると自分を褒めてみる

「大掃除をしなければ」という考え自体をやめました。年末ともなればSNSを中心に、大掃除始めましたという投稿をいくつも目にします。そうなると焦りとプレッシャーで余計に手がつけられなくなることも。私はいつも罪悪感を抱えたまま正月の帰省をしていました。

時代は大きく変わり、年越し間際まで仕事、それに加えて家事に子育てにと追われている方も少なくありません。大掃除をすることは当たり前ではないと知ること、普段の掃除で十分にがんばっているということ。1年の始まりを気持ちよく迎えるには、無理せず心穏やかでいることがなによりも大切なのではと感じています。