いよいよ年末の大掃除の時季です。時間も手間もかかる大掃除には、苦手意識をもっている方も多いはず。「幸せな人生はまず掃除から」と話すカリスマ清掃員の新津春子さんに、薄手のタオルでふくだけでOKな大掃除の方法を教えてもらいました。ここでは、窓&サッシの掃除術について詳しく解説します。

窓掃除をする新津春子さん
カリスマ清掃員・新津春子さんの窓掃除テクニックをご紹介
すべての画像を見る(全7枚)

窓ガラスは必ず両面をふき掃除するのが鉄則

内側にも外側にも、ほこりや汚れがついている窓ガラス。両面をふき掃除することで、クリアに外が見えるようになり、心地よく過ごせます。

窓をふく順番は必ず内側から。より汚れている外側を先に掃除してしまうと、かえって汚れを家の内側に持ち込んでしまう原因になります。

新津さんが紹介する3つのステップでふき掃除をすれば、きれいになること間違いなし!

ステップ1:まずは目視で窓の汚れ具合をチェック

窓をチェックする新津さん

窓をふく前に、目視で汚れの種類を確認。「ガラス窓は横から見ることで正面から見たときには気づかなかった汚れに気づけます。油汚れがあるなら洗剤を使い、ほこりが多ければ先にほこりを払って」と新津さん。

砂がついている場合も先に払っておきましょう。

ステップ2:水分を多く含ませた「ゆる絞りタオル」でふく

窓掃除をする新津さん
ふくときは、上から大きくらせんを描くように

タオルにたっぷり水を含ませた「ゆる絞りタオル」で大きくらせんを描くようにふきます。

「手アカや油汚れはぬるま湯につけたタオルでふき取り、それでも落ちなければ洗剤を使いましょう」(新津さん、以下同)

新津さんは手だけでなく、重心も一緒に動かすことで、ふき掃除をラクにしています。リズミカルに体を左右に動かしながらふくのがコツだそう。

「重心の使い方次第で掃除はかなりラクになるので、みなさんもぜひ実践してみて」

<ゆる絞りタオルのつくり方>

ゆる絞りタオルのつくり方

水にタオルを浸し、上下の端を持って軽く絞ります。水滴がボタボタ垂れないぐらいを目安にすると、ちょうどいい湿り加減に。

●ほこりが多いときや窓の外側は、先に汚れを落としておく

窓掃除をする新津さん

外側の窓には土ぼこりや排気ガスの汚れがついているので、「ゆる絞りタオル」でふく前に、先に取り除いておくのがベスト。

「汚れがたまった窓枠沿いをふいてから、内側をふくのが基本。汚れが戻って広がらないよう、タオルは往復させず、1方向に動かします」

ステップ3:スクイージーを使って水分をふき取る

スクイージーを使う新津さん
スクイージーを使えばからぶきaも不要

「ゆる絞りタオル」でふき終わったら、水が自然に乾かないうちにスクイージーで水分を取り除いて。

「窓の左上にスクイージーを当てて下に動かし、ゴムについた水分をタオルでふきます。右側にずれながら同様に行っていきましょう」

内側の窓が終わったら、外側もステップ1~3と同じ手順でやりましょう。